少額投資もいいけど、それだけでは意味ないよね

株式投資
スポンサーリンク

少額投資はとりあえず投資を経験してみたいという人にはおすすめです。とにかく投資は慣れることが大切、わからいからやらない・・・のではなく、わからなくてもやって見ることで徐々に理解できてくることもあります。

逆に言えばやってみないとわからないということです。

その意味では投資信託が100円から購入できるということは良い時代になったものということができるかもしれません。

でも当たり前ですが

大きく損をしても、損も少額
大きく得をしても、特も少額

なのであくまでも取っ掛かりとしての少額投資、慣れてきたら・・・気に入った商品が見つかるまでは・・・など 徐々に投資額を増やしていかないと意味がありません。

これができなければ投資しても大したリターンにはなりませんし、ましては人生の選択肢を増やすためとしての資金ということにはなりません。

少額投資のリターンはこんなもの

仮に3%のリターンが得られたとしても月々100円の積立てでは10年間投資しても13,974円にしかなりません。

10年後のリターン
月々 100円 ⇒ 13,974円
月々 1,000円 ⇒ 139,741円
月々 5,000円 ⇒ 698,707円

20年後のリターン
月々 100円 ⇒ 32,830円
月々 1,000円 ⇒ 328,302円
月々 5,000円 ⇒ 1,641,510円

計算はリターン3%としました。 またこの計算はEXCELでもできますし、つみたてシミュレーションをしているHPもたくさんあるので自分でも確認してみることおすすめです。

少額では長期間運用しても、この程度の額にしかなりません。 これを見ていると運用期間が長く取れる若い人が少額で試してみるのは良いのですが、いつまでも少額で投資を続けるのはNGということがわかりますね。

貯金に集中するのはいかがなものか

貯金は貯金で良いところがあります。近い将来使う予定のあるお金を投資に回す訳にはいかないからです。近い将来使う予定のあるお金としては教育費などですかね、

投資期間が長く取れれば良いのですが期間が10年未満であれば貯金しながら準備することをお勧め、なぜならば投資はプラスもあればマイナスもあるからで、実際に必要になったときにマイナスになっていたら大損ですから・・・

そして投資期間が10年を超えてくるとプラスになる確率が大きくなってくるので10年で線引しました。でもできれば15年以上としたいですね。

それ以外の理由で貯金を続けるのは正直もったいない。なぜならば確実にインフレで貯金が目減りするからです。日銀がインフレ目標2%達成できていない・・・というのはかなり知られていますが、海外ではインフレが進んできていますので輸入品を中心に確実にインフレは進んでいます。

近い将来使う予定のあるお金を貯金で積み立てた結果として、投資に回せる金額が少ないのであれば仕方ありませんが、そのような場合でも共働きなど収入の最大化と固定費の削減といった作戦を考えることは可能です。

ただ漫然と貯金をしてしまうのは思考停止というものです。

暴落の経験を積む

少額投資はリターンの額も小さいですが、暴落時の損失額も小さくなります。暴落したときに100円とか200円の含み損をかかえたと言ってもだれもあまり気にしないでしょうね。

実はこれ、結構気になっています。

少額から投資に慣れるという意味では少額投資は効果がアリそうと思いますが、いつまでも少額で投資を行いうということは大きな含み損を抱える経験ができないということにもなります。

100円、200円の含み損は無視できますが 200万円、300万円の含み損となれば、特に投資経験が少ない方は大きな精神的負担になってきます。 このような経験を積んでおくことで投資に対する耐性つけていくことが大切だと思うのですが、少額投資ではこれができません。

少額投資は意味があるのか?

このような暴落時の含み損を得る経験がしたくないのであれば、はじめからつみたてNISAやiDeCoなどで運用をおこなって、相場を一切見ないでそのままほっぽらかしするほうがよっぽどかマシです。

つまり少額投資はリターンを得るという目的から考えれば意味がなく、暴落時の耐性・リスク許容度を経験によって高めていく効果もあまり期待できないと思います。

となると少額投資の利用価値として考えられるのは、あくまでも投資について全く知識がなく リスク資産を買う事の怖さを和らげるため、損をしても数百円くらいという安心感から徐々に投資に慣らしていく効果ということになります。

スタートは少額でもいいですが、リターンを得ることを目的としていますから、いろいろと試しながら早い段階で投資金額を増やしていくことが必要です。

間違いのない商品を選べば、結局の所入金力が結果に大きく影響します。

10年後のリターン
月々 30,000円 ⇒ 4,192,243円
月々 50,000円 ⇒ 6,987,071円
月々 100,000円 ⇒ 13,974,142円

20年後のリターン
月々 30,000円 ⇒ 9,849,060円
月々 50,000円 ⇒ 16,415,100円
月々 100,000円 ⇒ 32,830,200円

投資は長期運用、分散投資、そして積立投資が基本です。その意味でつみたてNISA対象の商品は金融庁のお墨付きですから間違いない選択です。とは言うもののつみたてNISA対象商品は150を超えますから、中でも選ぶべき投資信託を考えてみました。

何も考えずに貯金だけをするのはあまりおすすめできる方法ではありませんが、投資だけでも問題があります。

投資先は全世界株式か米国株式で決まりでしょう。どちらが良いのか考えてみました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました