【投資環境の改善】これからはリレー投資の必要がなくなる!

リレー投資という言葉ご存知でしょうか? これは私は最近知った言葉ですが、はじめに少額から積立ができる投資信託で運用して、まとまった金額になったら投資信託を売却、同じ投資対象のETFを買い直すことです。

投資対象を変えずに運用コストを下げる方法として考えられた方法ですが、いろいろとメリットとデメリットがあります。

ただ最近はメリットが少なくなりデメリットがかなり目立つようになってきたので、このメリット・デメリットそして投資環境を確認して見たいと思います。

投資信託からETFへのリレーとは

ETFはその経費の安さが特徴、これに対して投資信託はやや割高となっています。一方でETFは株式と同様に売買しますから基本積立投資はできません。また買い付け時の手数料も最近まで0.45%(最低取引手数料5ドル、最高取引手数料20ドル)となっています。

つまり少額で購入する場合、無条件に5ドル手数料が発生するので手数料的に不利、逆に一度に大きな金額で買い付ける場合は逆に割安になります。

前の記事でVTIと楽天VTIの手数料の差を簡単に試算したところ、月々の積立を10年間続けたとすると手数料の合計が以下のようになります。

条件:
・キャピタルゲインはなしとします
・VTIが切りよく30,000円分買えるわけではないので参考です
・1ドル110円として円換算です
・楽天VTIの経費率を0.18%と仮定、VTIを0.03%とします。

計算結果:
●月々3万円:10年
VTI  :82,200円 (投資額の約2.3%)
楽天VTI:32,670円 (投資額の約0.9%)

●月々300万円:10年間
VTI  :799,664円 (投資額の約0.2%)
楽天VTI:3213,986円 (投資額の約0.9%)

ちょっと極端な例でしたが、ETFを直接少額で購入するのは非常に手数料が高くなることがわかります。このため、ある程度金額がまとまるまでは少額で投資信託で積立投資し、あとから経費率の低いETFに乗り換えようというものです。

リレー投資のデメリット

リレー投資でははじめに投資信託を売却し、戻ってきたお金でETFを買い直すことになります。

売却して手元にお金が来るまでに数日、そのお金ですぐにETFを買うにしてもタイムラグが発生します。 その間に価格が下がっていればラッキーなのですが、そうでなければ損をすることになります。

また投資信託を売却をするときに利益に対して20%課税されますので、利益が出ているときには売却ためらわれますよね。 しかし、それ以上に経費がかかるのであればリレー投資が有効ということになるわけです。

投資環境は確実に良くなってきている

投資信託の信託報酬は下がり続けている
海外ETFでも積立が可能になっている
海外ETFを積立投資することも可能になっている
投資信託の信託報酬は下がり続けている

リレー投資のポイントは運用時にかかる経費の差です。つまり投資信託の信託報酬が安ければリレー投資を会えて行う必要がなくなるわけです。

その意味ではここ数年、投資信託の信託報酬値下げが相次ぎ、ついに0.1%を切るものも現れています。

ニッセイ外国株式インデックスファンド
eMAXIS Slim先進国株式インデックス

これら投資信託は信託報酬を0.109%から0.0999%へ値下げしています。ベンチマークは「MSCIコクサイ・インデックス」日本を除く先進国へ分散投資をする投資信託です。

この「MSCIコクサイ・インデックス」ETFでも購入できます。実はTOKのベンチマークが「MSCIコクサイ・インデックス」です。 ですが「TOK」の経費率は0.25%なので投資信託よりもETFの方が経費率が低いとは言えなくなってきている現状があります。

海外ETFでも積立が可能になっている

先日、マネックス証券、楽天証券、そしてSBI証券で米国株式を買う場合の取引手数料が改定され、最低取引手数料が無料になることが発表されています。

先程、最低取引手数料5ドルと書きましたが今年、7/22よりこの5ドルがなくなって0.45%で購入できるようになったわけです。

米国株の最低取引手数料が7月22日より無料になります。 もともと最低は5ドルとなっていたものが、マネックス証券が口火を切って値下げ 楽天証...

つまり少額でもドル転して直接米国ETFを買ったほうがトータルで安くなる可能性が出てきています。 VTIと楽天VTIで月々3万円の少額積立投資を行った場合のシミュレーションでも手数料の合計は直接VTIを買ったほうが安くなっています。

海外ETFを積立投資することも可能になっている

実はSBI証券では積立投資も可能です。例えば毎月3万円で購入できるVTIを自動で買い付けしてくれます。

冷静に投資環境を眺めてみると、既にリレー投資の必要性はほぼなくなってきていると思います。また今の時点で最善と思ったことでも将来的に更に良いものは出てきますし、昔の条件の悪い投資信託を運用しているのであれば、商品に乗り換えるというのはアリですよね。

その意味でリレー投資というよりは環境に合わせて運用する商品を乗り換えるのが正解、その場合でも手数料や税金などを比較し、条件が良いかどうかをしっかりと考えてから乗り換えを実施してください。

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