ロボアドとVT+債権はどちらが良いのか?/1%の手数料について考える

テスト的に初めたロボアドですが、そろそろ運用1年になります。初めに最低限度の10万円の入金して、以後毎月1万円づつ積立てていたわけですが、結果どのようなパフォーマンスだったのでしょうか?

WealthNavi:+1.52%
THEO   :-0.97%   (2018年6月より)

昨年から景気は一進一退を繰り返していますし、これから景気後退も予想されていますので、この成績はまずまずかもしれません。

ただ気になるのが、ロボアドの手数料が1%ということです。もし自分で同じような運用をしれいれば運用成績は更に1%プラスになるという事・・・単純計算ではWealthNaviは+2.52%、THEOも+0.03% という成績が見込めたかもしれません。

過去1年でみると市場は一進一退を繰り返しているので、特に手数料の重さを実感します。

今回はロボアドに1%の手数料を払うのと、類似のポートフォリオとして「VT+AGG」と比較することで、投資家から見たロボアド手数料1%が高いのか考えてみたいと思います。

THEOの運用を人が真似するのは無理

ロボアドTHEOの場合はかなりアクティブに売買を繰り返しており、人が同じような運用をするのは無理です。

例えば2019年5月の取引残高報告書からの抜粋ですが、売却と買い付けを頻繁に繰り返していることがわかります。

この運用に1%の手数料を払っていると考えれば安いものかもしれませんが、パフォーマンスはWealthNaviと比較すると負けてますね・・・

王道的なETFでインデックス運用しているWealthNaviと比較的アクティブに売買を繰り返すTHEO、こんなところでもインデックス運用のほうが結果が良いように見受けられます。

今回はシンプルなWealthNaviで比較を行いたいと思います。

WealthNaviのポートフォリオはシンプル

リスク最大のWealthNaviのポートフォリオです。VTI、VEA、VWOと米国株式、先進国株式(米国除く)、新興国の代表的ETFが組み込まれています。

また債権はAGGと政府系の高格付けETFが選ばれています。 

(リスク許容度5)

金や不動産がどのような影響をもたらすのかは興味のあるところです。

「VT+AGG」の運用成績

今回はわかりやすくするため「VTとAGG」を比較対象とし、株式以外を足し合わせると約20%なので、条件をVT 80%、AGG 20%とします。

早速チャートを見てみましょう。グリーンが「VT 80%、AGG 20%」です。比較としてS&P500のSPYを入れました。水色がSPYです。 期間は2018年6月からの1年間です。

過去1年のトータルリターン
VT 80%、AGG 20%   +3.5%
SPY 100%         +7.6%

実際には配当金は課税されるのでもう少し下振れするでしょう。

WealthNaviのトータルリターン

WealthNaviの成績は 毎月積み立てたあとの結果ですから単純比較できません。

そこでWealthNaviのPFより以下の割合で組み込まれたものと近似してリターンを見てみたいと思います。

WealthNavi近似ポートフォリオ
VTI:35%
VEA:35%
VWO:15%
AGG:15% 

WealthNaviの近似が緑、SPYが水色です。

以上より、1年前に購入して積立せずに配当金は再投資した。という前提では以下のような結果になったものと考えられます。

過去1年のトータルリターン
VT 80%、AGG 20%   +3.5%
WealthNavi 近似         +2.3%
SPY 100%         +7.6%

「VT 80%、AGG 20%」と「WealthNavi近似」が約1%差といい勝負をしていることがわかります。短期間の確認なのですがチャートの形も非常に似通っています。

VTが世界中の株式を組んでいること、 WealthNaviが米国、先進国(米国除く)、新興国の3つのETFで世界中の株式に分散投資していることを考えれば、今後も似通ったパフォーマンスになることが想像できますよね。

また、WealthNavi近似は実際には1%の手数料が取られますので 単純計算ではリターンは +1.3% となり「VT 80%、AGG 20%」と2%以上の差が開くことになります。

ここまでを整理すると、ロボアドの1%手数料はかなり重いと言わざるを得ないでしょう。

まとめ

手数料は少しでも安いほうが有利なのは言うまでもありません。今回の比較からはパフォーマンスも似通っているので、あえて1%の手数料をかけてWealthNaviを選ぶ必要はないのかもしれません。

つまり「VT+AGG」で十分だったという結果でした。

ただ、1%の手数料を支払うことで積立てやリバランスなどの手間をなくすことができることはメリットですし、とにかく投資に手間を掛けたくない、暴落時に狼狽売りをする可能性をなくしたい・・・という方はロボアドはいい選択です。

また今回の確認は過去1年の結果だけを見ていますから、もっと長期間での比較をするとどうなっていくのか・・・ 

たとえば今後は景気が後退して行くことが予想されています。 そうなると結果も違ってくるかもしれません。 また今回は無視した不動産と金がどの様に効いてくるかもわかりません。

以上を踏まえて、今回の結論は・・・投資に手間をかけたくない人にはロボアド、多少の手間は問題ないと考えるのであれば「VT+AGG」をおすすめしたいと思います。いずれにしても投資は長期戦ですから一喜一憂せずに、今後も状況をウオッチしていきたいと思います。

日本ではロボアドの手数料が1%とかなり高い設定がされていますが、投資の本場である米国のロボアドの手数料は相当安く設定されています。 これであれば無条件でロボアドおすすめ。

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