全米株式と全世界株式/おすすめするのはどっち!?

投資で成功するためには分散投資、長期運用が大切なのは言うまでもありません。その上でよく話題に上がるのが米国株式への分散投資(1国集中)か世界中への分散投資どちらが良いのか・・・というものですね。

特にこれから投資を始めようと考えている人にとっては悩ましいところです。そこで米国株式をほぼ全部を買うS&P500(SPY,IVV,VOO)と全世界株式ETF(VT)の成績や特徴を比較してどちらが自分に向いているか違いを簡単に整理しておきたいと思います。

●米国株式ETF:VOO
●全世界株ETF:VT

前提はインデックス投資、あくまでも自分が誰かにおすすめするとしたら・・・という観点です。 

米国株式ETF

S&P500をベンチマークにするVOOについて確認してみます。S&P500は米国の優良大型株500銘柄から構成されており、ほぼ米国全体を購入しているものと考えて問題ないと思います。

ポジティブな要因

米国株式は過去100年以上右肩上がりで成長しており、これからも成長が期待できる市場です。

●先進国中で唯一人口増加が想定されている
●新たなイノベーションも次々と起きている

S&P500過去150年のチャート

米国株式は、過去150年以上右肩上がりで成長しており、成長性が高く流動性にも富んだマーケットだ思います。過去 米国市場が安定的に成長を続けてきたこと、世界の中心にあって世界経済を牽引しており新しいイノベーションも次々と起こっています。

ネガティブな要因

投資の基本は「長期運用、幅広く分散、積立投資」の3つ、この幅広く分散が米国株式を選ぶのか?全世界株式とするのか?のポイントになります。

幅広くとは、成長市場へ幅広く分散するということ、つまり米国が今後も世界経済の中心にあり全世界を引っ張っていく存在と信じられるのであれば米国株式が良いと言う判断です。

個人的には今後も長期間 米国が世界の中心にありつづけると思っていますが、米中の覇権争いなどによって確実ではないことは肝に銘じておく必要があると思います。

全世界株式ETF

成長市場でほぼ確実と思われるのが全世界でみれば経済は確実に成長するだろうと言う見かたです。これは世界全体で見ればまだまだ人口が増加することが見込まれており、人が増えれば使うお金も増えて経済が回ると言うことです。

なので今後の米国の成長がどうなるのかわからない、心配という方はだまって全世界株式ETFのVTが良い判断です。

ポジティブな要因

●特定の国が成長するかは不明だが、全世界規模で見れば
 人口はまだまだ増加し経済も発展する
●成長しそうな国や地域を考えなくて済む

ネガティブな要因

投資は幅広く分散することが原則となっていますが、広げれば広げるほどリスクは小さくなりますがリターンも小さくなってきます。

VTとVOO 2008年からのトータルリターン

リーマンショック前からの配当含めたトータルリターンです。明らかに米国株式VOOの成績が良くなっています。

また組み込んでいる国ごとの割合を時価総額順に並べると以下のように、半分以上が米国となっています。

これは米国企業の時価総額が大きいためで、それだけ米国株式が強力で、結果的に米国株式のリターンを全世界で薄めてしまっているように見ることもできますね。

個人的なおすすめは全米株式

今の段階で米国が世界経済を引っ張っていることは間違いありません。リターンを見ても米国のリターンを全世界で薄めているように見えます。なので個人的なオススメは米国株式への分散投資、具体名ではVOOなどS&P500やVTIです。

ただ今後20年、30年後のことは全くわかりません。もしかすると中国が世界の覇権を握っているかもしれませんし、そうなれば米国株式一択もゆらぎます。

あまりそのようなことは考えたくないというのであれば初めから世界中への分散投資をしておいたほうが楽だと思います。

●米国株式 :今後も世界経済の中心は米国と思う
●全世界株式:将来はわからないし考えたくもない

米国株式のほうがリターンが大きいことは先程書いたとおりですが、環境が変われば見直しが必要ということは頭に入れて置かなければなりません。

流されやすい人はVT!?

長期運用のインデックス投資において、株式の(VOO)と全世界株式(VT)どちらを選んでも正解と言って良いと思います。

ただ長期間決めた運用を守り続けることが大切なので、周りの意見が気になって運用方針をコロコロと変えてしまう人は注意が必要です。

例えばリーマンショックからの回復期はS&P500よりもグロース株のパフォーマンスがかなり良く、例えばQQQとVOOでは圧倒的にQQQの勝利です。

このような状況を見て、これからはグロース投資だよね・・・とか言っちゃう人ですね。

過去5年VOOとQQQ

その時々の流行りを気にしすぎていると、いつか痛い目にあうでしょう。これからもグロース株有利な状況が続くのか・・・これは誰にも分かりません。

なので過去の実績や周りの意見などが気になるのであれば、いっそのこと全世界株式へ投資して何もしない 投資を忘れてしまうのが一番と思います。

全世界とは人類の繁栄に期待する投資ですからインデックス投資の投資先としては一番確実です。

まとめ

将来のことは分かりませんが、今後も米国が世界経済の中心と考えられるのでS&P500のような米国株式でインデックス投資をおすすめしたいと思います。

ただ環境の変化、周りの意見などが気になるのであれば全世界株式へ分散するVTは良い選択です。さらにVTの場合は20年後、30年後に米国一強が崩れたとしても自動的に組み入れる銘柄も変わっていくので完全にほっぽらかし運用が可能ということです。

全世界株:環境が変わってもほっぽらかし運用したい
米国株式:全世界株式よりはリターンが期待できるがリスクはその分大きい

こんなイメージでしょうか? どちらの市場も間違いないと思いますが、当面は米国一択というのが個人的な考えです。

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