先日読んだ記事の中で面白い記事がありましたので紹介しておきます。”年収180万円程度の日本人が「激増」する未来”というもので投資の必要性を強く認識させられる記事でした。
概要ですが、富の格差について研究している米国の経済学者であるロバート・ライシュ氏は以下のように予測したといいます。
「21世紀の社会では世の中の仕事は頭脳労働とマックジョブに二極化する」
マックジョブとはマクドナルドの仕事のこと、マニュアルによって誰でもできるようにした仕事のことです。ロバート・ライシュ氏は頭脳労働といった付加価値が高く高給な人たちと、誰でもできる低賃金のマックジョブにわかれると予測したわけです。
ところが、当時の予測にはないAIの出現により前提条件が変わってきます。AIが頭脳労働者のしごとをこなせるようになってきたのです。これにより多くの仕事が低賃金のマックジョブ化し今まで中間層だった人たちが年収180万円程度の下流層へ。
その結果、中間層が消えて資本家と下流層の2極化が起きるというものです。
始まっているAIやロボットの活用
よく見かけるのがRPAを利用した金融関係の仕事自動化、いま日本でも間接生産性の向上の手段として盛んに検討が進んでいるものです。
RPAとはRobotic Process Automation、PCを用いた事務作業を自動化させるものです。この他にも自動運転も世界中で検討が進んでいます。これによりお年寄りが運転する車の事故は激減すると思いますが、一方でタクシーやトラック輸送、長距離バスなどの業務はマックジョブ化するか不要になる可能性もありますよね。
AIも進化を続けているので、弁護士や会計士といった頭脳労働で高給取りの人たちも近い将来マックジョブ化する可能性が高いわけです。 何故ならば法律や会計といった仕事はだれがやっても答えが同じことが望ましいわけですから、人がやる領域はどんどんとマニュアル化されて、あとはAIが処理をする・・・とか
マックジョブが増えると賃金は下がる
当たり前ですが、誰でもできる仕事に高給は支払われないでしょう。今ある仕事がマックジョブ化していけば賃金は下がり続けます。
例えば会計のプロでも、雇われたばかりのアルバイトでも同じ結果が出せるようになれば賃金が下がるのは当然ですよね、その結果世帯収入が180万円/年くらいの下流層が増加すると言われるわけです。
つまりインターネットやAIの登場でコストがどんどんと安くできる様になってきているので経営層にとっては喜ばしいことかもしれません。
AIだろうが、人だろうが経営者から見れば道具ですから、文句を言わずに失敗しないAIと、AIができない作業を安い労働力で補うといのは有益でしょう。
こんなことは起きないだろうと考えるのか、起きたときのことも想像して対応を考えておくのか・・・これによって結果は大きく変わると思います。
何を目指すべきか?
これは投資ブログですから投資をしましょう、それによって資本家として収入が得られる可能性が出て来ます。 ・・・というのが結論の1つとなります。
でもそれだけでは当たり前ですよね、もう少し考えてみましょう。
キャシー・デビッドソン氏が、2011年8月のニューヨークタイムズ紙インタビューで語った言葉。で「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」というのは有名な言葉です。
確かに,YouTuberなど今は当たり前の仕事でも20年前はありえなかった仕事も現にたくさんありますし、Vtuberなる新しい表現も出てきています。
であれば今ある仕事を目指すのであれば経営者!?、またAIが苦手な新しいものを想像する仕事などが目指すべき姿ということになるでしょう。ただこれには答えはなく再現性も低いと言えます。
しかし投資は誰でもできる環境が整ってきており再現性も高いですよね、つまり「資本家」を目指しつつ「好きなことをやりつつその第一人者になる」ような事がこれからの時代に必要なことなのかもしれません。
日本の場合は更に大変で、他の先進国の賃金が物価に合わせて上がっているのに対して日本は物価が上がっても賃金が上がっていません。むしろ下がっています。
そんな中、日銀が株を買いまくって2020年末には日本株式の最大の株主になる見込みです。 政府の機関が最大の株主ってなにか変じゃないですか?
将来的にはわかりませんが、今のところ米国株式が一番有望といえると思っています。10年後20年後はわかりませんが 資本家への道を考えるのであればまずは米国株式は外せません。
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