【PF見直し】WealthNaviを参考に資産クラスの値動きの特徴を探る

今後の運用方針を考える上で様々な資産クラスの値動きの特徴を知っておくのは当然ですよね、今回はロボアドWealthNaviで組み込まれている6つのETFの特徴を改めて確認して自分のポートフォリオに生かせないか確認してみたいと思います。

その前に、まずは一般的な資産クラスの相関関係について確認してみたいと思います。

資産クラスごとの相性を確認する

ポートフォリオを組む上で、同じような値動きをするものを組み入れてもリスクヘッジにはなりません。 異なる動きをする資産クラス同士を組み合わせることが大切になります。

これにより片方が暴落しても、もう片方が逆に動けばリスクが押さえられるということ、これによってリターンが安定しやすくなります。

この相関関係は数字で表すことが可能で0であれば相関なし1に近づくに連れて強い正の相関性があることを意味しています。そしてこの数字がマイナスになると負の相関性があることを示します。

正の相関:片方の数値が増加すると他方も増加する
負の相関:片方の数値が増加すると他方は減少する

 (三菱UFJ国際投信HPより:2010年10月~2015年7月まで)


各ファンドの相関係数(eMAXISシリーズ各ファンド間の相関)

例えば 先進国リート と国内株式は正の相関あり、国内債券とはほぼ相関なし、国内リートとは弱い正の相関が、同様にして全世界株式、先進国株式、先進国債券とは高い正の相関が見られることがわかります。

負の相関性が高いということは片方の資産価格が上がれば他方は下がるわけですから、逆の相関を組み込むということはリスクを押さえてリターンを安定させる効果が期待できますが、価格がプラス、マイナスで打ち消し合うのでリターンは小さくなります。

逆に正の相関が高い場合はリスクは大きくなります。

WealthNaviに組み込まれたETFを確認する

WealthNaviには以下のようなETFが組み込まれており、それぞれに特徴的です。また株式や債券、リートについては相関表がありますが、金はありません。

金は配当を出すわけではなく、成長するわけでもないので資産クラスには入らないのかもしれませんね。

VTI:米国株式
VEA:日欧株
VWO:新興国株式
AGG:米国債券
IYR:米国リート
GLD:金

ロボアドWealthNaviのポートフォリオを見ると以下のような資産クラスが組み込まれています。そしてこのポートフォリオをmyINDEXで...

過去15年のチャート

WealthNavi(リスク最大)に組み込まれたETF


先進国リートをIYRとすると相関表でみたとおり、チャートでもVTIと相関関係が確認できます。

相関表ではVTIと新興国株式のVWO、日欧株のVEAは相関がありそうですが、チャートでみるとIYRとの相関は弱そうですね、VWOはリーマン・ショック後ほとんど成長していません。

金のGLDは明らかに株式と負の相関が確認できます。リーマン・ショック時VTIが値を下げ始めたら、逆に値を上げていますしVTIの株価がリーマン・ショック前の水準に戻してきたらGLDは大きく値を下げています。

債券AGGは極めて安定、チャートからはVTIと負の相関が辛うじて見えるかな・・・というようなレベルです。

WealthNaviリスク最大のポートフォリオ

(金額は適当、割合に注目です)

株式が先進国 約7割、新興国 約1割と世界中へ分散されていることがわかります。

GLDが8.5%と株式以外では最大の割合です。ディフェンシブなAGG5%と合わせて計13.5%が株価暴落時に備えているようにも感じます。

IYRが5%と僅かですが含まれています。株式と性の相関性を持つリートを5%入れる理由はわかりませんが分散の意味があるのかもしれません。

まとめると・・・

WealthNaviは長期的には大きなリターンが見込める株式が全体の8割を占め、それも世界中への分散投資をしています。これならばVT1本でもいいのにと思いますが、株式ETFの割合を調整したいという目的があるのかもしれません。

また約1割半含まれるディフェンシブ銘柄もAGGとGLDに分かれています。GLDの割合が高いのは負の相関性が極めて大きいからと考えることができます。

5%のIYRも株式と正の相関性がありますから、資産クラス毎に分散させているようです。

なるほどと思うところはありますが、自分のポートフォリオをロボアドを参考に変えた場合、株式が暴落したら自分はどうすればいいのか?単純にポートフォリオを資産クラスの割合を守りながらリバランスするだけでいいのか?などが見えてきません。

ロボアドが大きな暴落時にどのような取引をするのか見てみたいところはありますね。

それまでは株式と債券、また金は基本何も生み出しませんから投資家の期待だけで価格が決まるはずです。 このため株価が下がり始めるとGLDが上がり始めるというわかりやすい関係がありそうです。

例えば現在のVTIの価格は2018年10月の最高値に近づきつつありますが、するとGLDは株価が安定指定成長していることを受けて値を下げてきています。

過去1年 VTIとGLD

これだけわかりやすいとポートフォリオに少しだけ入れておいても良さそうな気がしてきますね。

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