【投資を始める理由】 日本人の賃金が上がると思えないから

日本の景気はともかく、実感としてはどんどん物やサービスの値段が上がっている割には賃金は増えないというのが一般的な感覚ではないかと思います。実際に実質賃金の推移を国同士で見ると過去20年で、大抵の先進国は増加しているのに対して日本だけが減少していることがわかります。

1997年を100とするとこのような結果になります。(OECDより)

スエーデン 138.4
オーストラリア 131.8
フランス 125.4
ドイツ 116.3
アメリカ 115.3
日本 89.7

最近、外国人観光客が増えているというのも、日本にくれば一流の物やサービスが破格な値段で受けられる。つまり日本は安いと考えられているのです。一方で物の値段は上がってきていますから、相対的に貧しくなっているのですね。

これが是正されて他国同様に給料が上がっていけばいいのですが、どうも上がるような雰囲気が見えてきません。であれば個人はメインの仕事に加えて副業をしたり、投資をして資産を増やそうとするのは当然のことです。

今回は給料が上がらない原因についてかなり主観ですが整理、自衛は必須であることについて改めて確認してみました。

少子高齢化の影響 
人件費は削るべきコスト
効率が悪い仕事

少子高齢化の影響

少子高齢化によって労働人口が減るのに対して、1億総活躍と言うキャッチフレーズで非正規雇用やパートタイマーを増やしています。

団塊の世代の方々が一斉に退職し始めているので企業としても再雇用には積極的ということ!?、しかし年金支給は65歳なので60歳定年から年金支給が始まるまでの5年間は非正規で安くても働かなければならないということになります。

また心配なのが、60歳以降の非正規雇用の方が増えれば増えるほど全体的に賃下げ圧力が強まりますよね。会社側は賃金を抑えることができるのでラッキーということでしょうが長い目で見れば日本はますます貧しくなっていくでしょう。

またお年寄りの人数は大きくは変わらないので日本が貧しくなっても社会保障にかかるお金は小さくなりません。 このため本来であれば経済規模拡大が大切、このため給料UPは必要不可欠だと思うのですが・・・

人件費は削るべきコスト

日本では価格競争、コストの削り合いが非常に多い気がします。仕事のやり方を変えて生産性が高まり、結果として安くできるのであればいいのですが、仕事のやり方を変えずに気合でコストの削り合いしてないでしょうか?

外国人労働者の受け入れなどを見ると人件費は削るべきコストであり、ほんとはとっくに潰れてもおかしくないような企業が人件費を抑えることでそのまま延命している可能性も高いとおもいます。

効率が悪い仕事

ここで言う効率が悪い仕事とは個人ではなく、仕事のさせ方という経営に近いところを言っています。

企業では生産性の向上を盛んに謳っていますが、基本は機械を早く動かすことに終始しており、間接部門の生産性など真剣にやる気があるのかと思うことないですか?

例えば会議やその資料の作成にどれだけ時間がかかっているでしょうか? 各自が自分の業務を進める上でその会議は必要でしょうか? 過去からやってきた会議や資料を何故止めれないのか?・・・効率の悪い仕事を継続しながらコスト競争に勝とうとすれば、当然賃金には下方圧力がかかるのは当然です。

逆に言えば賃金が安ければ無駄な仕事をさせても気にならないわけです。つまり効率を改善するモチベーションがわかない可能性もありますよね。もし賃金が一気に2倍になったら経営層としても効率改善のモチベーションは相当上がるはずです。

日本ではまだ転職がマイナスイメージですが、海外では仕事ができればすぐに待遇のいい会社に転職するといいます。不満があれば止めてしまう海外と不満があっても踏みとどまる日本人ということであれば、賃金に上昇圧力はかからないのも当然です。


など賃金が上がるわけないよなと思う理由を自分の勝手なイメージでまとめてみました。正しくない部分もあるかと思いますが、高齢の非正規雇用の方やパートタイマーの方が多くなっているのは事実ですし、それによって賃金には下方圧力がかかるのは必然です。

このような中で、これから世の中に出ていく若い人たちにも同様の下方圧力がかかるわけですから非正規雇用の波はこれからも強くなっていく可能性も大きいのは言うまでもありません。

このような事実に目をそむけなければ収入にもポートフォリオマネージメントが必要不可欠、当然投資も必須というのはごく当たり前ですよね。

あえてよくわからない投資というものに自分のお金を出すというきっかけはやはり自衛のためではないでしょうか? 

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