【配当加重】HDVのベンチマークはモーニングスター配当フォーカス指数

高配当株式のHDVがベンチマークにする指数はスマートベータ指数と言われるものの一種で、配当荷重で組込んでいます。これは組み入れる銘柄の構成比を配当をもとに決める指数でHDVの場合は「モーニングスター配当フォーカス指数」が採用されています。

配当金の総額で組込銘柄とその割合を決めるなんて潔いですよね、こういうのはわかりやすくて個人的に好きです。

今回はこの配当荷重の仕組みとHDVがベンチマークにする「モーニングスター配当フォーカス指数」について調べてみたいと思います。

時価総額加重平均と配当荷重平均の違い

一般的なETFは時価総額加重平均で組込銘柄の保有割合を決めていきます。それに対してスマートベータは財務指標など特定の要素に着目して構成された指数であり、配当荷重平均指数もこのスマートベータの一種です。

これら指数の違いをざっくりと表すと

例えば株価が1,000円で発行済株式数が50,000株だとすると時価総額は単純に1000×50,000=5000万円となります。

この会社の一株あたりの配当がもし60円だとすると配当金総額が60×50,000=300万円です。

組込銘柄の中で時価総額を算出してその割合ごとに組み込むのが時価総額加重平均、配当金の総額を算出して組み込む銘柄の割合を決めるのが配当荷重平均ということになります。

配当加重平均の特徴

ではどちらが良いのか・・・ということに結論を出すことはできませんが、配当金をたくさん出せる企業は内部留保が積み上がっていることが想定できます。

つまり儲かって安定している企業ほど内部留保も大きく、分配する余力も生まれるので、相対的に安定している企業や儲かっている企業の割合が大きくなります。

現にHDVの主なセクタは生活必需品、エネルギー、ヘルスケアと生活必需品が中心となっており、景気後退にある程度の耐性が期待できるセクタが多く含まれています。

組入上位10銘柄

モーニングスター配当フォーカス指数

モーニングスター配当フォーカス指数は米国の高配当銘柄を組込んだ指数でHDVで採用されています。 また「iシェアーズ 米国高配当株ETF(1589)」で東証にも上場されています。

組み込まれる銘柄は、高配当に加えて財務の健全性についても評価された75社が選ばれています。先程も書きましたがこの指数のセクタ上位は エネルギーやヘルスケア、生活必需品であり、これらだけで全体の50%を超えています。

またこの指標の特徴として売買回転率が非常に高く49%となっています。これは4回/年リバランスを行い、また4回/年組込銘柄の入れ替えを行なっているのためで、年間に約半分の銘柄が入れ替えられたことになります。

ちょっと入れ替え多すぎだと思いますが、常に最新の状況にメンテされているということなのでしょう。参考までに高配当のVYMの回転率が9.1%、VTIが3%程度となっています。

簡単にまとめると・・・

配当加重平均は配当金の総額が大きい企業の割合が多きくなる指数です。高配当株式ETFのHDVもモーニングスター配当フォーカス指数といった配当荷重平均を採用しています。

また高配当ということはその企業の内部留保が積み上がっていることを表すので、高配当イコール安定した大型企業が多いことが考えられます。このことからHDVも配当や株価が景気に影響されにくいと考えられます。

以上より配当加重平均を採用したHDVのトータル・リターンは長期的にはS&P500などに比べてビハインドしますが、は2018年のように相場が不安定になると真価を発揮するETFのようです。

HDV、SPYトータルリターン(過去3年)

過去3年のトータルリターンはS&P500のSPYにビハインドしています。

HDV、SPYトータルリターン(過去1年)

 2018年のように相場が安定しないきでもトータルリターンはしっかりと確保しています。

高配当株式ETFといえばVYM、HDV、SPYDが有名です。これら株式ETFの違いを整理しています。

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更に高配当ETFとなるとハイイールド債を組み込んだHYGやJNKなどが比較的有名です。投資不適格債ですが数を組み込むことである程度のリスク分散をしています。

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念のためですが、配当の利回りが上がるということは株価が下がったということです。すでに持っている株による配当が増えることを意味してはいません。

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