株式で1億目指すシミュレーション/過度な期待はしないこと

投資の目標としてよく上がるのが1億円とか2億円という数字です。それを達成することで人生にける様々な選択肢を増やしていくということだと思います。

確かに1億円の金融資産があれば3%の利回りで運用して、年間300万円のインカムとなります。確かにメインとなる収入にこれだけの金額が不労所得として加わればできることの選択肢は確かに増えます。 

これだけのインカムがあればとりあえず経済的な心配をは大きく減るので、嫌な仕事や生活のための仕事はさっさとやめてしまい、やりたい仕事に移ることが容易となりますからね。

この場合、ある程度まとまった種銭+月々の積立てで実現できる可能性が出てきます。もちろん毎月の積立額はできるだけ大きく、そして長期間運用を続けるのがポイントです。

一方で老後の資金として、年金の不足分を補完するというのが目的なのであれば、年金支給までに必用な金融資産の額とそれを実現させるための計画が立てられるわけです。

長期運用に過度な期待をしてはいけない

目標金額を1億円とし、目標までにどのくらいの運用期間が取れるのかを決めればどのくらいのリターンが必要なのか算出することができます。

この場合どうしても闘志に過度な期待をしてしまい、リターンを大きく見積もりがちです。当然ですが大きなリターンを狙うには大きなリスクも負うことになるので現実的なリターンでいきましょう。

ジェレミー・シーゲル教授によると実質的なリターンは以下のようになっています。

株式  : 6.7%
長期債券: 3.5%
短期債券: 2.7%
現金  : -1.4%
(株式投資 第4版)

現金がマイナスというのも面白いですね、これはインフレ分も加味した値なので現金がマイナスとしてカウントされています。

これは市場全体ですから世界中への分散投資をすれば、過去このくらいのリターンが得られたということです。なので市場平均を狙うのであればこの数字は計画を立てる上で役に立つ数字だと思います。


ちなみにS&P500が過去20年のリターンが過去10年で18.2%、20年で5.8%、30年で9.7%の実績があります。なので市場全体で考えれば 株式6.7%というのは納得できる数字です。

1億円を目指すシミュレーション

目標を1億円とおきましたが、実は1億円に価値があるというよりは、その資産によって毎年300万円の不労所得が入ることのほうが価値があるということは忘れてはいけません。

例えば1億円持っていても、毎年使う金額は決まっているわけです。なので、なにもしなくても自動的に入ってくる不労所得300万円のほうが価値があるのは言うまでもありません。

なので最終的には1億円の金融資産をどのように持つのか・・・が重要です。


ですがとりあえず今回はシミュレーションで1億の資産を投資で作るイメージを共有したいと思います。

リターンは先程の株式6.7%から長期運用のリターンから3%と5%としてみました。もちろん年によってリターンは異なりますが、だいたいこの位には入るだろうという事です。

リターン3%で試算

リターン5%で試算

上記のシミュレーションでは40年まで計算しました。22~23歳から60歳まで働くとすれば運用期間が40年位取れるだろうということです。また当然ですが複利運用した前提です。

このグラフから色々と読み取れますが40年積立投資を続けた場合・・・

月々3万円 :2600万~5000万円
月々5万円 :4900万~7500万円
月々10万円 :9000万~1億5000万円

月々3万円だと流石に1億は難しそうです。同様にして運用期間が20年しかとれない方の場合はこのくらいが目安となります。

月々3万円 :1000万~1200万円
月々5万円 :1600万~2100万円
月々10万円 :3300万~4100万円

今回は3%、5%で計算しましたがS&P500のリターンが過去30年で9.7%となっていることを考えるともう少しプラスに振れる可能性もありますが、未来のことに絶対はないので目安として見てください。

目標に大きく届かない場合

シミュレーション結果から目標金額に届かない場合はどうしたらいいのか?この場合方法の対処は3つしかありません。

運用期間を伸ばす
積立額を増やす
目標値を下げる

運用期間を伸ばす

グラフを見ても分かる通り積立期間が伸びれば加速度的に資産が増えていることがわかります。このため運用期間を伸ばすのは目標に届く近道です。

例えば老後資金の不足分を配当で補う場合などは積立期間を60歳までにするのではなく、65歳までのばすなどです。

積立額を増やす

運用期間を伸ばすのと同様に、積立額を増やしても加速度的に資産が増えます。このためには不要な固定費の見直しなど節約によって、月々の積立額の増加分を確保することが大切です。不要な保険も見直し対象ですね。

目標値を下げる

目標値を下げるということは将来貰う予定の分配金が減ることに繋がります。例えば年金の不足分を配当で補うことを考えているのであれば、生活にかかる費用を下げなければならないかもしれません。

若いうちならば更にリスクを取って大きなリターン狙いもありですが、リーターンが大きくなれば当然リスクも大きくなることや、長期間勝ち続けるのはプロでも無理なので個人的にはS&P500などおすすめです。

また考え方ですが、たとえば老後資金の確保という意味では投資を続けながら積み上がったお金を少しづつ取り崩していく方法で目標未達成でも一定期間決まったお金を確保することができます。

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今回1億円を目指すシミュレーションと目標未達の対処を考えてみました。いずれもインデックス運用と長期運用、そして積立投資をコアとして運用することが大切になってきます。

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