【SPXL】S&P500のブル3倍/長期運用の可能性を探る

前々から気になっているものの、手が出せないETFにSPXLがあります。何故手が出せないかと言えばS&P500にレバレッジをかけ、3倍の値動きになるよう調整しているETFなので上がるときは強烈に値を上げますが下がるときも強烈に下がります。

SPXLの設定日は2008年11月なので今まではリーマン・ショックから回復期の実績しかなく、これからリセッションが予測される中でどのような値動きをするのか予測できなく躊躇しているわけです。

SPXL・S&P500(2008年11月より)

しかし今までの約10年の実績は、S&P500が約2倍なのに対してSPXLは約14倍と圧倒的です。

ただパフォーマンスがいいからと言って何も考えずに手を出すと間違いなく痛い目を見そうなので運用する作戦を考えてみたいと思います。

まずはレバレッジ型ETFの特徴をおさらいです。

レバレッジ型ETFの特徴

レバレッジETFはとして買っている場合はゼロになったりマイナスになることはありません。 信用取引やCFDの場合は株価が下がると強制決済される事があるので、レバレッジETFは長期保有してもマイナスになることがありません。

あとはS&P500が右肩上がりで成長を続けるのであればブル3倍は圧倒的なパフォーマンスを発揮することは過去10年の結果が物語っています。しかし今後予想されるリセッションを考えると怖いですね。

下がるときも圧倒的に下落しますから、例えば2018年の10月から年末にかけてS&P500は約10%ほど下落しました。 この時にSPXLは30%以上値を下げています。

例えばリーマン・ショック時にはS&P500は半値まで価格を落としましたが、SPXLはブル3倍ですからS&P500の3倍の速さで値を下げていくことになります。SPXLの設定日がリーマン・ショックの前だったらゼロ近くまで値を下げていたかもしれませんね。

それでも売却しない限りはもとに戻る可能性もあるというのもレバレッジETFのポイントです。

たまたま環境が良かった!?

一般的にレバレッジETFは長期運用には向かないと言われています。市場がもみ合うと徐々に価格を落としていく特徴があるからです。このため、もしリセッション前に高値づかみをしてしまうと延々と下がりづつけた挙げ句に、もと値まで戻ってこない可能性があります。

レバレッジETFが短期間の売買で利益を出すような使い方がよいとされるのはこのような理由だと思います。

設定日から快進撃を続けているSPXLですが、たまたま環境が良かったのでリターンが大きかったと言えなくもありません。

長期運用/どのような作戦を立てるか

S&P500は長い間右肩上がりで成長していますが、市場がもみ合うと値を下げてしまうマイナス面と複利効果で圧倒的に成長するプラスの面があります。

また過去の実績等から高値づかみさえしなければ非常に期待が持てるものと考えました。

案1:積立投資

SPXLの積立投資は高値づかみを防ぐ意味でも有効と考えますが、ETFを直接購入することからある程度まとまった金額を積立てられる人でないと手数料がかさみます。

米株買付手数料
 約定代金の0.45%
 手数料下限5ドル/上限20ドル


私はコアとなるETFへの積立てだけで、こっちにまで回す資金がありません。なのでSPXLの積立てはパスですね。

案2:買うタイミングを図る

高値づかみを気にするのであれば、安くなったら買うという単純な考えです。つまり明らかにリセッションが終わり回復期に入るまでじっと我慢するのですが、ただいつ底に来たのかはわかるものではありません。

焦らずに、間違いなく底を打ったと言えるまでは我慢、FRBの政策金利の動向を見るのも悪くないかもしれません。

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案3:短期売買を継続する

バイ・アンド・ホールドのイメージだからいけないのかもしれません。もともと短期間の売買で利益を出す使い方があっているレバレッジETFですから、短期間で利益確定や購入を繰り返すことを続ける方法です。

具体的にはポートフォリオのSPXLの割合をきっちりと決め、例えば10%として短期間にリバランスするようなイメージです。例えば月に1度必ずリバランスをする作戦です。

今月はポートフォリオの12%になったのであれば2%分を売却し、来月8%に減れば2%分購入するわけです。割高になったら売って、割安になったら買うことを短期間で繰り返し、ずっと続けます。

SPXLとキャッシュだけ別に分けて考えてもいいかもしれません。例えばSPXLとキャッシュを50%づつ持って毎月リバランスするとか・・・

この場合、ちょこちょこと利益を確定させるため圧倒的なパフォーマンスは期待できないのがデメリットですね。でも確実にリターンに繋げられそうです。

以上いろいろと考えてみましたが、案2と案3のミックスが適当と考えました。今始めるのであれば案3の定期的リバランス作戦ですが、SPXLに期待する大きなリターンは案2のリセッション後を狙うしかありません。

つまり始めるのであればリセッション後、このためいつになったら始められるかは未知、FRBがまた低金利政策を行ったときかもしれません。

レバレッジETFに頼らなくても、若いうちから長期間運用を続けることは資産形成に有利です。

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