長期運用したい投資信託/でも解約すべきときもあります

投資は基本、長期運用と分散投資、そして積立投資が基本ですから利益を確定させずに買い付けていくことが大切です。 でも絶対に解約してはいけないということではありません。

そもそもETFや投資信託は広く分散されているので、あとは長期運用と積立投資が基本となります。また運用期間は最低でも10年できれば15年以上が望ましいと言われています。

短い期間では負ける可能性が高く、勝つ確率を上げるためには10年はほしいというわけです。このため株価を見ながら一喜一憂することなくじっくりと構えることが大切です。

それでも解約すべき場合はあります。
・急な出費があってお金が足りない
・自分のリスク許容度以上の投資をしている
・リバランスを実施したい
・運用方針を変えたい場合

急な出費があってお金が足りない

「急な引っ越し」、「自家用車の故障」、「怪我や病気」など思わぬタイミングで急な出費はあるものです。 そのような時は遠慮なく解約してかまわないと思います。

お金は使うためにあるもの、最終的には使うために投資を行っているので必要な出費であれば解約して支払いに当てるべきです。 もちろん貯金など賄うことができなければそれに越したことはありませんが、安易にローンやキャッシングは利用しないことです。

ただ良い借金と悪い借金という言葉があるように・・・たとえば自家用車を買わなければならないような場合、マイカーローンは利子が非常に低く設定されているケースが多いです。

この利子と投資のリターンを天秤にかけて、あえてローンを選ぶような作戦はアリだと思います。

自分のリスク許容度以上の投資をしている

リスク許容度には個人のリスク許容度と投資対象がどのようなリスクを持っているのかを踏まえて判断することが大切と言われます。

例えばリーマン・ショック級の暴落があった場合、S&P500で約半分まで落ち込んでいます。更に為替を考え円高に振れたとすればトータルで投資したお金が30%くらいまで減る可能性があるのです。

このような環境へいくらまで投入できるか、リスク許容度を超えた資金を投入していては毎日気が気ではないでしょうし、狼狽売りなんてしたら最悪ですから はじめからこんなものだと思える額で運用したいものです。

過去のリスクとリターンは調べればすぐに分かりますので、どのような商品を選ぶのか、いくらまで投資に回すのか最悪を想定して、リスク許容度がオーバーしていると思えば売却や商品の入れ替えなどの対応が必要、もしくは積立投資で一切市場を見ないとか・・・

リバランスを実施したい

投資はリスクとリターンを考えて行なうもの、そのためアセットアロケーションを組み、例えば株式と債券の割合を7:3とか5:5とか設定するわけです。

しばらく運用すると値動きによってポートフォリオのバランスが崩れてきます。これを始めに決めた割合に戻すのがリバランスです。

ポートフォリオの中で割合が増えたものを売却して減ったものを買い増すことでバランスを取るので当然一部売却は発生しても仕方ありません。

ただ売却するとその分手数料と税金がかかってくるので、資金に余裕があれば単純に減ったものだけを買い付けるほうが良いということになります。

はじめからバランス型ファンドを選ぶ方法もあります。この場合リバランスで自ら売却することはありません。

運用方針を変えたい場合

運用方針を変え、投資先の国や地域を変えるような場合、例えば世界中の株式へ分散投資していたとしてより大きなリターンをねらって米国株式に切り替える等々の場合ですね。 他にもご自身の年齢や家族構成など環境が変われば運用方針も当然変わっていきます。

ただ運用方針についてはコロコロと変えるのはよくありません。運用が正しいのかはしばらく立たないとわからないからです。

なぜ今の運用方法がだめなのか、なぜ変えることで成長ストーリーが描けるか十分に考えてください。その意味では少額で経験を積んで運用方針が固まってから本格的に資金を投入したほうが良いと思います。

このようにETFや投資信託を売却するケースはいくつかありますが、特に言いたいのがお金が必要になったら遠慮なく解約すべきと言うことです。使うために投資しているわけですから使うときは使う。そして資金に余裕が出たら積立てを増やす・・・というように臨機応変で良いと思います。

また、その投資信託の「純資産が減った」場合は要注意です。さっさと乗り換えたほうが良いでしょう。

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