【高配当】ARCCは9%のインカム/BDCへの投資ってどうなの

高配当の銘柄を調べている中でBDCと呼ばれる銘柄を見つけました。BDCとはBusiness Development Companiesのことで配当利回りが大きいことでも知られているようです。将来的にPFにVYM以外の高配当銘柄も入れていきたいので調べてみました。

BDCの仕組み

仕組みは、多くの投資家から資金を集めて、主に米国の中堅企業などへ投融資を行うもの、投融資先企業から得られる配当・利息がBDCを通じて投資家に還元される仕組みです。

リーマンショック以降、銀行への規制が厳しくなり自己資金比率を高めているため、中堅企業などへの融資が減っています。 BDCはそのような融資の需要の受け皿になっているようです。

BDCは利回りが高い

BDCは収益の90%以上を配当とすることで法人税の優遇処置をうけています。収益の殆どを投資家に還元しているので高い利回りが実現しています。

また中堅企業などへ投資するために貸出金利が高めになっています。これも利回りが高い理由の1つです。

格付けは「BBB」から「BBB-」ですが、レバレッジの規制や投資銘柄を分散させるなどの要件があり、ある程度のリスク軽減がなされています。

ARCCは代表的なBDC

このように利回りが高いことが魅力的なBDCですが、代表的な銘柄は「ARCC」、「PSEC」、「FSIC」などがあります。中でもARCCは最も歴史が長く人気があるBDCです。

概要は以下の通りです。またSBI証券では取扱がありませんでした。

(2019/03/09調べ)

パーフォーマンスを見るために同じ高配当のPFFとS&P500で比較してみました。

BDCの特徴としてリーマンショック時など金融危機の際には非常にもろくいことがわかります。下落のキツさはPFFよりも更に大きくARCCは8割以上値を下げています。一方で配当の利回りは9%超えでありVYMの3倍と非常に魅力的です。

つまり、いくら高配当だからといって全力投球でARCCは怖すぎです。今のところ破産したBDCは無いそうですが、リスクが高い商品なので購入するにしてもポートフォリオのトッピング程度にして、インカムを今よりは増やすような使い方が良いのではと思います。

たとえば配当利回りが税引き後で20万円/年を得るには、VYMでは約1000万円分必要ですが、ARCCであれば約300万円分あれば可能という計算です。

まとめると・・・

代表的なBDC銘柄のARCCは分配金9%、VYMの3倍と非常に魅力的ですが、金融危機には非常に脆く、リーマン・ショック時には8割以上値を下げています。これはS&P500が5割程度の下落ですから非常に大きいことがわかります。

その理由としては、やはり投資先の格付けが「BBB」や「BBBー」と投資適格の下限にあることが大きな理由と思います。

このためARCCをメインに置くことはできませんが、VYMやHDVを中心に、あるいはVTIやS&P500のおまけとしてインカムの増大を狙うのはアリだと思います。

BDCやジャンク債などリスクの大きな銘柄もトッピングとして考えれば面白そうな使い方ができそうですね、高配当銘柄については別の機会にもう少し深掘りしてみたいと思います。

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