日本のロボアドはだいたい手数料1%、為替手数料や売買手数料はないのですがETFの経費が別にかかっているケースが多いようです。
日本でロボアド言えば「WealthNavi」、「THEO」の2ついずれも手数料は1% ロボアド運用会社が取る分はこの1%だけであり、透明性が高いことが売りです。 しかし手数料1%とはやはり高いと感じます。
最近はTHEOが運用評価額に応じて手数料を最大0.35%下げたり、WealthNaviは3000万円を超える場合に手数料が0.5%にと値下げが少しづつ始まってきたのは良いことだと思いますが、運用評価額が1000万円以上とか、3000万円を超えなど条件があるので現実的には1%であるのはかわりありません。
調べてみると米国のロボアドって手数料が0.25%が一般的だって知ってました?
手数料が安い米国のロボアド
日本でロボアドといえば2016年から運用が開始されています。まだ3年ほどの実績なのでどうしても運用規模がまだ小さいのかもしれません。このような商品の場合は運用規模が大きくなればその分経費を抑えることが来ますからね。
それに対して米国ではロボアドは2000年台の後半にはすでに運用が開始されているようです。このためか運用規模も大きいようで手数料も日本に比べれば雲泥の違いです。
例えば米国大手のウエルスフロント(Wealthfront)2008年設立
⇒手数料 0.25%($10000まで手数料無料)
Betterment 2008年設立
⇒手数料 0.25%ー0.40%(最低投資額 $0)
米国大手2社をしらべてみましたが、料金プランに工夫をして差別化しようとしているようですが、 手数料は0.25%がベースになっていることがわかります。

日本のWealthNaviやTHEOも為替手数料が無料なので単純比較はできないものと思いますが、すでに米国では日本のコストの4分の1が普通になっているのです。
今ロボアドをするべきか?
例えばWealthNaviは米国の王道的なETFを数種類組み込んでおり、長期運用、積立投資を堅実に行っているように見えます。であれば、あえて1%の手数料を払ってロボアドに運用を任せなくてもいいという判断もできます。
このため投資経験者があえてロボアドをする必要は無いと思います。
ただ経験が少なく、投資にさける時間もないのであれば・・・WealthNaviに丸投げでも全く問題ないでしょうね。やはりロボアドをする上での問題は1%の手数料です。
私の場合はロボアドの運用を見てみたいという好奇心で最低限で投資をしていますが、誰にでもロボアドを勧められるかといえばちょっと躊躇しますね。
いまだったら投信でもVTIやS&P500へ低コストで投資できますし、とりあえずVTでいいんじゃない!?とも思います。
手数料が下がればロボアドはおすすめ
ただ今後運用規模が大きくなり米国のロボアド並みに手数料が下がれば話は変わってきます。
そうなればロボアドの手数料とETFの経費を加えても合計で年間0.5%以下に収まるでしょうし、手数料で悩むよりはさっさとはじめてしまったほうが良いということになります。
さらに言えばVTは世界中の株式へ分散投資ですが、WealthNaviは株式の他にも不動産や金などもポートフォリオに加えているのでより広く分散ができると思います。
ロボアドも手数料の割引が始まっています。条件はまだまだイマイチ 今後のロボアドに期待です。
ロボアドは顧客が儲かると運用残高が増えるので運用会社も儲かるという構図ができています。未だ手数料が高いのは気になりますが基本的な選び方をまとめました。
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