NASDAQ100に投資する高パフォーマンスETFとしてQQQが有名ですが、大和投資信託より同じくNASDAQ100へ円でサクッと投資できる「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」が昨年の8月31日に登場しています。
QQQといえば米国ナスダック市場へ上場している企業のうち時価総額が大きい100社を組み入れており高パフォーマンスであることで有名、このQQQと同じNASDAQ100をベンチマークにしている投資信託が登場したわけですから中身を確認しておかなければなりません。
NASDAQ100とは
NASDAQ100は米国NASDAQ市場へ上場している株式、約2600銘柄中で時価総額が大きい100銘柄で構成されている指数、この100社でNASDAQ市場の時価総額70%を占めるような超巨大企業で構成されています。
結果的にAppleやAmazon、Microsoftなど情報系の銘柄多く含まれているのも特徴的です。
産業別構成比
NASDAQは米国企業でなくても上場できるので事実上グローバルで活躍する大企業100社のインデックスとも言えます。 これに対してS&P500は米国企業という違いはあります。
「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」の基本スペック
このようなNASDAQ100が日本円でサクッと変えてしまうのは投資信託の強み、QQQを購入しようとしても米ドルの準備から始めなければならないのでこの手軽さは強みです。
信託報酬
・QQQ :0.2%
・iFreeNEXT NASDAQ100インデックス :0.486%
iFreeNEXT NASDAQ100インデックスは購入時や売却時に費用は発生しませんが,QQQは購入や売却にかかる費用は以下のとおりです。
約定代金の0.45%
手数料下限5ドル/上限20ドル
信託報酬がQQQに0.286%の上乗せの計算となりますが、買付手数料がかからずに少額から投資ができることは大きな魅力です。このパフォーマンスが手軽に手に入るというのはかなり気になります。
NASDAQ100のパフォーマンス
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、登場したばかりなのでQQQと米国の代表的なS&P500で比較してみましょう。
QQQ、S&P500、VTI 過去10年チャート
さすがにパフォーマンスは圧倒的です。米国全体への分散投資を行うVTI、米国大型企業500からなるS&P500の株価はほぼ同じで推移していますが、さすがNASDAQ100は上位100銘柄に絞っていますので結果は素晴らしいですね。
NASDAQ100は買いか?
組込数が100で、しかも情報系が多いということで値動きは大きくなります。また価格が高いのですでに割高という見方もできますので微妙です。
また日本でQQQを見てみるとやはり保有残高ランキングでは10位圏外、買い付け額ランキングでは10位に入っていることから考えて長期運用と言うよりは値上がりを狙った中期、短期の売買を行っている人が多そうです。
つまりノーロードで買い付け手数料がかからない投資信託とはもしかしたら相性が良いのかもしれません。つまりNASDAQ100は株価暴落後の戻しの期間など中期的な投資があっているといえます。
日本円でも海外のETFが気軽に買えるようになってきています。選択肢がどんどんと増えるのはよいことこれからも人気のETFを投資信託で取り込んでもらいたいと思います。
米国株式に投資するおすすめ投資信託です。具体的にはVTIやS&P500が間違いないと思います。
世界中への株式へ分散投資する楽天VT、他にも様々な投資信託があります。
新興国株式への分散投資を考えるのであればおすすめ投資信託はこれらです。