今月も楽天証券からランキングを見てみましょう。2019年1月のランキングになります。
2019年1月保有額ランキング
保有額ランキングは流行り大きな変動はありません。まあ保有額のランキングが毎月変わるようではかなり規模が小さいということになりますが、それなりのボリュームが有るようでやはり安定しています。
昨年まで8位だったHDVが7位と順位を上げていることが違いとしてあります。やはりPFFが2位につけていることから考えても、日本人は配当金に弱いようですね、私も含めて・・・
2018年11月 | 2018年12月 | 2019年1月 | ||
1 | VT | VT | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
2 | PFF | PFF | PFF | iシェアーズ 米国優先株式 ETF |
3 | VTI | VTI | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
4 | VOO | VOO | VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
5 | VYM | VYM | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
6 | VWO | VWO | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
7 | SPY | SPY | HDV | iシェアーズ コア米国高配当株 ETF |
8 | HDV | HDV | SPY | SPDR S&P 500 ETF |
9 | IVV | IVV | IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF |
10 | TOK | TOK | TOK | iシェアーズ MSCI コクサイ ETF |
では買い付けランキングはどうなっているのでしょうか?
2019年1月買付け代金ランキング
買付けランキングはその時時の景気によってかなり変動があります。12月末におおきく値を下げ、1月は戻してきていますのでレバレッジ型のSPXLなどがトップ10入りして来ています。
また基本的に保有額ランキングと買付け額ランキングをみると7~8割くらいは同じETFが入っているのも特徴的です。
順位 | 2018.6 | 2018.7 | 2018.9 | 2018.10 | 2018.11 | 2018.12 | 2019.1 |
1 | VT | VT | SPY | SPXS | VOO | VT | VOO |
2 | VOO | VTI | QQQ | QQQ | SPXS | VOO | VYM |
3 | VTI | VYM | VOO | SPY | EDZ | VYM | VT |
4 | VYM | VOO | ERUS | VT | SPXL | VTI | PFF |
5 | HDV | QQQ | VTI | VTI | SPY | PFF | VTI |
6 | QQQ | PFF | SPXL | VOO | QQQ | HDV | HDV |
7 | PFF | VWO | EWZ | HDV | VTI | IVV | BND |
8 | BND | TUR | VYM | VYM | BND | SPXL | IVV |
9 | SPY | HDV | BND | SPXL | VYM | SPY | SPXL |
10 | IVV | SPXL | IVV | EDZ | PFF | SPXS | QQQ |
保有額と買付けランキングどちらも入っているETF
どちらのランキングでもトップ10に入るETFはどれも有名で間違いないETFです。ただ投資先など特徴は異なりますので改めて記載しておきます。
世界中の株式へ分散投資するもの
⇒ VT
米国株式へ分散投資するもの
⇒ VTI、VOO、IVV、SPY
高配当株式へ分散投資するもの
⇒ VYM、HDV
優先株へ分散投資するもの
⇒ PFF
配当はおおよそ2%程度、VYM,HDVが3%くらい、PFFが5%超えという感じですね。
保有額ランキングだけに入っているETF
保有額ランキングだけに入っているETFにTOKがあります。日本を除く先進国株式、ただ経費率が0.25%とちょっと高め、VTが0.1%で世界中で購入可能な株式ほぼすべてを組み込んでいることを考えるとちょっと割高ですね。
また買付けランキングで10位以内に入ったことがないこと、米国のランキングでみたことないので日本だけで人気というETFだと思います。
日本株式を持っている人がサクっと米国やヨーロッパなどの先進国へ投資できるので、先進国全体へ投資したいという人に人気なのでしょう。
買付けランキングだけに入っているETF
保有額ランキングでは上位になく、買付けランキングだけで現れるETFについては、長期運用というよりは短期、中期の運用をしている方が買付けランキングを上げているようです。
高パフォーマンス
⇒ QQQ
S&P500レバレッジ3倍
⇒ SPXL
確かにボラティリティが大きく、長期運用には向かないETFのように感じます。
過去6ヶ月のS&P500チャート
昨年の12月24日に底値をつけていますがその後もどしています。このようなタイミングを狙ってSPXLやQQQを買う人がいるということなんでしょう。
保有額、買付けランキングでどちらもトップ10に入っているETFは、その銘柄を見ても多くの人に支持されている長期運用に向いた商品だと思います。なのでこの中から自分の思考に合ったものを選べば、まずは間違いないですね。
例えば世界中へ分散投資するのだったらVT、米国株式ならVTIかS&P500・・・など
一方で、買付けランキングのみトップ10入りしているETFは、短期・中期でタイミングを見た運用をしている方が多いと推測、ポートフォリオのスパイスとして利用価値大ということのようです。
優先株ETFのPFFですが5%超えの高配当であることでも知られています。ただ優先株ということで他の株式ETFとはちょっと特徴的なところもあります。
日本では人気のPFFですが、実は米国ではあまり人気がありません。その理由に米国の税制も影響しているものと思います。
同様にVTも日本では1位ですが、米国では人気がありません。
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