単純に結婚するとお金が貯まるわけではありません。ただ一人より二人のほうが生活コストがさげられるのでお金を貯めたり、投資にまわすお金を増やすことができる可能性があるというお話です。
わが家の場合は気がついたら12年で2000万円貯まっていました。基本的に何をしたわけでないのですが、基本は給料からの天引き貯金です。 結婚当初、毎月の天引き額、ボーナスからの天引きの割合を適当に決めてほっぽらかししていたらこうなったということです。
貯めるには給料天引きを活用すべし
渡しの場合、結婚前は給料を毎月使い切ってしまう生活で貯金も投資もしていませんでしたが、結婚したときに天引きで貯金をすることにしてほっぽらかしたら勝手にお金が貯まっていたわけです。 この時はたしか月々8万の天引きとボーナスの半分を一般財形貯蓄へ・・・
天引き貯金のメリット
・すでに天引きされているので無駄遣いを防げる
・はじめに手続きをすればあとはほっぽらかし
・企業から推奨金が出る場合がある
天引き貯金の制度を確認する
天引き貯金の制度には財形貯蓄と社内預金があります。私の勤め先も財形貯蓄をやっていたので、それまで雀の涙のような額しかしてこなかったのですが、大きく設定してほっぽらかししたわけです。
財形制度
財形制度には3つの種類があります。それぞれ使い方に制限があることを知っておいてください。
一般財形貯蓄
財形年金貯蓄
財形住宅貯蓄
一般財形貯蓄
積立期間が原則3年以上、使い方は自由で年齢制限はありません。
財形年金貯蓄
55歳未満で5年以上の積み立てとなります。60歳以降に年金として受け取ります。
財形住宅貯蓄
家の購入を目的としており、55歳未満で5年以上積み立てる貯蓄です。
年金と住宅貯蓄は元本の合計が550万円まで非課税となるのがポイントです。
社内預金は勤務先が給料の天引きをして貯金する制度です。福利厚生の1つとされ労働基準法で利率が0.5%以上と決まっています。
当然勤務先にこのような天引き貯蓄の仕組みがない場合もありますが、その場合は銀行の積立定期預金などを利用する方法もあります。
長期運用は入金力がポイント
財形貯蓄や社内預金といった貯蓄の話をしてきましたが本題はこちら、貯蓄ではなく投資です。財形貯蓄と同じように投資も積み立てをしましょうということです。
もちろん企業型確定拠出年金やNISAを活用するのは当たり前として、その他にもできるだけ多く積み立てるべき、積立額が多いのと少ないのではリターンが異なってきますし、その差は小さくても長い目で見ればかなわないレベルで変わっていきます。
月々の積立額と複利運用結果(年利6%)
(横軸:年 縦軸:万円)
このため毎月の積立額は無理がない範囲で多くしなければならないわけです。
無理をしない節約という意味では固定費をいかに安くするかがポイントとなりますね、電気やガスを節約しても正直大変ですし、効果もあまり期待できません。無理をする割に効果が薄いので一番続かないパターンです。
固定費のうち額が大きいものから見直していくのが節約の基本です。たとえば額が大きい固定費の代表といえば保険や携帯電話、たとえば家族で格安携帯にするなどで無理なく月3万くらい浮くかもしれません。
それを投資に回すとシミュレーションのように大きな差が出てきます。
お金の目的を整理する
私はお金は基本3つに分けて管理すべきと考えています。日々「使うお金」、「生活防衛費」、「その他」
使うお金:
日々使うお金です。人によってその額は変わってきますが、生活費1.5ヶ月~3ヶ月程度を常にキープすれば良いと考えています。
生活防衛費:
ここには教育費や家の補修など目的がある比較的大きなお金を準備するもの。将来どのくらい費用が必要化考えてお金を準備していく必要があります。
その他:
投資に回しても生活に影響を与えない領域、投資はここから行うのが理想です。
もちろん使うお金をまずキープするのが前提ですが、生活防衛費が貯まったら投資を始めるのではなく、生活防衛費とその他(投資)を並行してすすめるべきだと思います。
生活防衛費が貯まるのを待っていたら正直、投資がいつまでたっても始められない可能性もありますからね・・・
つまり給料天引き貯蓄と積立投資は平行してすすめるべきであり、その割合はご家庭の状況によって変わるとおもます。 ただできるだけ無駄な支出を押さえつつ生活防衛費としての貯蓄と積立投資をすることが重要です。
ちなみにわが家の場合ですが、そろそろ生活防衛費の積み立てを減らして投資の割合を増やしていきたいというところです。
固定費でおおきなものとして上げら得るのが保険、月々の支払いはそんなに多くなくても年間で見ればかなり高額になっている可能性もあります。少しでもカットして将来有効に活用できるようにしたいものです。
格安スマホに乗り換えても、更にプランやオプションによってコストが変わってきます。毎年新しいプランが生まれてきていますのでたまには見直してみてもい良いのではないでしょうか?
節約の基本です。電気をまめに消す、水道を・・・と言うような見えるところをやってもあまり効果はありません。そもそもの単価が安いからです。
支出には固定費と変動費があります。この変動費を節約するため必要なものは家計簿、設定が面倒ですがマネーフォワードは自動で家計簿を作ってくれるのでかなり楽に家計簿が作れてしまいます。
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