投資をする目的はお金を増やすために行っているのは間違いないと思いますが、増やしたお金をどう使うのかがポイントだといいます。
アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギーも「儲けるためだけに儲け、貯めるためだけに貯めようとすることが、人間を堕落させる」といっているように世界のお金持ちは使うことに重点をおいているようです。
これは超お金持ちの発想かもしれませんが、投資の目的と投資を通して実現させる方法について一度考えてみたいと思います。

お金を増やすための方程式
これはお金を増やすための基本的な方程式です。非常にシンプルですがお金を増やすためのポイントが表現されていると思います。
(収入―支出)+(資産×運用利回り)
これを見ると収入を増やし支出を減らすこと、これにより発生した余剰資金は利回りの良い運用を継続し、繰り返すことの大切さがわかるというものです。
投資の目的ランキング
とはいえ、個人投資家の投資の目的ランキングを見ると目的が生活費の補完に関連するものが多いみたいです。
1位 配当金、分配金、利子を得るため
2位 老後の生活資金のため
3位 決めていない
4位 株主優待を得るため
・・・
1位の配当金や分配金は不労所得となります。 これで生活できるようにするのがまずは個人投資家の当面の目標かもしれません。 ただ生活できるようになって=時間の自由を手に入れて何をするの? これが目的です。
私の場合は目的が2位の老後資金の補完であり、なんか夢がないですよね〜(^_^;)。それだけでは悲しいのでこれからも色々と考えてみたいと思います。
1位:配当金、分配金、利子を得る
生活費を稼ぐためにお金が必要ということだけを考えれば、たとえば一人暮らしで毎月20万円あれば生活できると考えるのであれば年間240万円が定期的に入ってくることが大切になります。
ただ将来的に結婚して子供ができれば支出も増えますのでそれを見越して投資の目標額や毎月の積立額をどう捻出するか・・・というよう事で行動が決まっていきますよね。
例えば20年後に生活費の半分を分配金で賄い時間的余裕を得るというのであれば、収入を上げ支出を減らし投資に回すお金を増やすことを徹底しなければならないと思います。副業やビジネスを立ち上げるなども視野に入れなければならないかもしれません。
2位:老後の生活資金のため
老後の生活資金ということでは、年金がベースになるものと思います。 つまり年金というベーシックインカムをもとに足りない部分を配当金や貯金・投資の切り崩しで対応することが想定できます。
このためにはまず自分の年金見込みを把握しなければなりません。 これは「ねんきん定期便」に記載がありますし、ねんきんネットに登録すればwebで確認することができます。
老後の生活費は一般的に老後は夫婦で最低生活費は22万円、余裕ある生活費は35万とのことです。(生命保険文化センター「平成28年度 生活保障に関する調査(速報版)」)
この差額を分配金で埋められれはいいのですが、でなければ貯金の切り崩しや、投資などを切り崩して行くことになります。 現在の年齢や資産状況などから今後の投資の運用も決まるでしょう。
3位:投資をする目的を決めていない
とりあえず投資にまわせる余裕があるということでしょうね。当然投資ですからお金が増えることを狙っているはずです。
個人的に目的がなくても全然OKだと思っていますが、何時までにいくらという目標くらいはあったほうがよいと思っています。 なぜならば目標があれば運用方針がきめやすいからです。
またこれがないと環境によって運用方針がブレブレになりそう、すくなくとも私の場合はブレブレになって自滅しそうです。
もっと気軽にというのであればバランス型ファンドで積立投資、あとはほっぽらかしというのもよいと思います。気がついたら資産が増えていた、というのを目指すわけですね。
お年寄りの投資の目的についておふくろを見ながら考えてみました。彼女は毎月分配の投信でかなりマイナスになっていたようです。
窓口で購入できる投信は手数料が高いのでおすすめできません。調べたみましたが、唯一つみたてNISA対象商品が買えるくらいです。
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