投資を始めるにあたって、どのような商品を選んだらいいのか悩むことが多いと思います。そのような中で、ブロガーさん目線で支持されている投信を選んだ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」はどなたにも参考になるものと思います。
このランキングは一般のブロガーさんの投票でランキングが決められていること、つまりSBI証券や楽天証券で公開されている保有額ランキングや買付け額ランキングとはまた異なったランキングが見ることができます。
保有額や買付け額のランキングももちろん参考になることは言うまでもありませんが、投資がはじめての方であれば「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」のほうが一般投資家目線で、有利な商品と考えられるのでおすすめです。
さて先日、このFund of the Year 2018 の結果が発表されていました結果を確認してみたいと思います。
2018年度版のランキング
1位から10位までを見てみましょう。
1位:eMAXIS Slim先進国株式インデックス
2位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
3位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
4位:楽天・全世界株式インデックス・ファンド
5位:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
6位:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
7位:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
8位:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
9位:楽天・全米株式インデックス・ファンド
10位:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
どれもインデックス運用されるファンドで長期運用に向いているものと思います。世界中の株式に低コストで分散投資するタイプが上位を占めている事がわかります。
中でも5位の「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は株式や債券だけでなく国内外のリートも組み込んでいるのが特徴ですね。おおきく分散させたいのであれば狙いだと思います。
一方で米国株式に集中させているのが「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンド」 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は米国を代表するS&P500指数(円換算)をインデックスとし、楽天・全米株式インデックス・ファンドは米国株式全体を組み入れるVTIを投資対象としています。
そして個人的に思い入れが強いのが「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は確か2008年に日本で初めて長期運用を全面に押し出してきた画期的なファンドで、すでに10年の運用実績があります。私の投資デビューはこのファンド、コスト等を考えて乗り換えましたが健闘しているのは嬉しい限りです。
11位から20位までを見てみましょう。
11位:ひふみ投信
12位:野村つみたて外国株投信
13位:eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
14位:バンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)
15位:結い 2101
16位:バンガード・米国好配当株式ETF(VYM)
17位:iFree S&P500インデックス
18位:eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
19位:農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選F
20位:コモンズ30ファンド
20位:SBI・全世界株式インデックス・ファンド
11位以降にはアクティブファンドが2つ入っていますね、「ひふみ投信」「結い2101」 一般的にはアクティブファンドは手数料が高く、長期的に市場平均を上回るのが難しいと言われいますので、異色だとおもいますが、でも顔の見える安心感と過去の実績から人気が伺えます。
また新興国への分散投資として「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」が入っているのもおもしろいと思いました。
11位以降はアクティブファンドや新興国など、10位までとはちょっと毛色がことなるファンドが目立ってきていますね、もし私が初心者の方にアドバイスするのであれば・・・
10位までのファンドの中から世界中の株式に分散投資するか、米国に絞るかをキーにしてコストで選んでしまうと思います。
またどのファンドも運用期間がまだ短いので過去の実績という見方ができないと思います。という意味では過去の実績があるS&P500に投資するファンドやVT、VTIに投資するファンド一押しということになります。
例えば、楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などおすすめしてしまいますね。
実は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はつみたてNISAで購入しようと考えていた商品たちです。
またFund Of The Year ではバランス型のファンドが多く見受けられました。やはり広く分散投資している安心感は大きいと思います。
ただ分散しすぎるとリスクが小さくなるのでリターンも小さくなることも頭に入れておいたほうが良いかと思います。
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