毎月の支出を少し手も抑え、その分将来のために貯金や投資をしたいと考えている方にとって節約はマストで大切なこと。
でも方法を間違えると続かないだけでなく、効果も薄いので基本を改めて整理しました。
支出の大きなものを改善する
節約というと、なんとなく使っていない部屋の電気を消す、水道を出しっぱなしにしない、選択には風呂の水を再利用する・・・ というようなものが思い浮かびます。 でもこれって効果あるのでしょうか? その電気や水にどのくらいのコストがかかっているのでしょうか?!
⇒ これらを目安に考えれば、部屋の電気をまめに消すことで100Wの部屋の明かりが 例えば月に10時間節約できたとして 20円の節約です。 また風呂の水を再利用して 風呂桶3杯分の水が節約できたとして180円の節約となります。
もちろん節電や節水は大切なことですが、節約という意味では効果が薄いことがわかりますよね。 もともと生活に必要最低限の水や電気などは価格が安く設定されているので 目につきやすいのですが節約の効果は薄いのです。
なんでもそうですが、問題を改善するにはたくさんある課題の中から一番効果がありそうなところから手を付けるのが改善のセオリーです。 当然節約にもこれは当てはまりますので支出の中でも節約効果の大きそうなものをピックアップしてみました。
手を付けるべきは固定費
経営的に固定費と変動費という言葉がありますが、とにかく何もしなくてもお金がかかるものが固定費であり、これを極小化することが節約の第一歩です。 なぜなら収入に関係なく必ず取られるお金なので・・・
使えるお金=収入ー固定費
固定費節約の例
1)住宅費
借家の場合:
現在借家でお住いの方、家賃高すぎませんか? もし月々1万円家賃が下がれば単純に年12万円のお金が節約できます。 もちろん引越し代を考えたり、国民健康保険も地域によって保険料が異なるので注意が必要ですが、 一般的には長期間住むのが前提なのでたとえ1万円の差であっても疎かにはできません。
持ち家の場合:
また現在持ち家でローンを組んでいる場合は金利を節約できる可能性があります。 つまり借り換えですね、現在はマイナス金利の影響で金利が非常に低いので借り換えの検討はおすすめです。
一般的にローンは長期間に渡って返済していくため、1%でも金利が下がれば場合によっては数百万円の差になるかもしれません。
2)保険
人生の中で2番めに高い買い物が保険だと言われていますが、それだけ気がついたら大きな金額を支払っていることいなるのです。 例えば月に1万円の保険料を支払っているのであれば、それがほんとに必要か内容を再度確認して 乗り換えや、やめてしまうのも手です。
高額医療制度など公的な仕組みもあるので、自分は何のリスクに対して保証をしてほしいのか によって保険の見直しは可能となります。
3)自動車
自動車といえば税金の塊です。 車検や自動車税、任意保険は必須、年間十数万円のお金が車を持っているだけで消えていきます。
更に、クルマのメンテ料金、オイル交換、ガソリン代、タイヤ交換・・・ 確かに昔はクルマがステータスのような時代もありましたが、いまやただの負債 ほんとに必要でしょうか? 少なくても都内だったら不要ですよね、どうしてもというときはレンタカーかカーシェア−という手もあります。
4)携帯電話
格安SIM・格安スマホのMVNO使いましょう。 大手キャリアの1/3の価格で使えます。 乗り換えが多少面倒くさいですが月に2000円もあれば使えてしまいます。 大手キャリアで月6000円とか7000円を支払う意味はありません。
デメリットと言えば、店舗の窓口が殆無いので多少サポートが面倒くさい、混んでいる時間帯や場所では多少遅い、海外でそのまま使えない 位です。 でも月4000円は節約できるのでデメリットというレベルでもないでしょう。
また、端末も昔は大手キャリアでSIMロックがかけられていて他社のSIMは使えなかったのですが、今は一定期間利用すれば解除できるようになっていますし、端末も多くを求めなければ1万円くらいからありますよ。
5)新聞、TVなど
私はすでに10年以上新聞は取っていませんし、TVも殆ど見ません。 まあTVは家族が見るのでありますが、自分ひとりだったら置かないでしょうね 面白そうな番組はTverとかでも見れますし、情報はネットで十分に集まります。
久々に新聞を見ると・・・その地区のチラシが見られることはいいですね、これは新聞のメリットです。(・∀・)
6)携帯の不要なオプションなど
携帯契約時に破損対応などオプションの契約を結んでいませんか? 月に数百円といえど無駄なお金です。 なんとなく入っていないか見直してみましょう。
7)電力会社やインターネットプロバイダ
電力自由化と叫ばれて久しいですが、現在電力会社を自由に選べるようになっており、既存の電力会社よりも安い電気を使えるようになっています。
ただ現在はほとんど差がない料金設定なので、オプションのプロバイダとの組み合わせなどを利用して料金を下げるとか、工夫することで、メリットがでてきます。
8)その他
家にインターネットや固定電話を置かずに格安SIMだけで対応する方法もあります。 プロバイダ料金+電話で月々7000円くらいかかっていますが、 その分格安SIMを5Gとか10Gプランに増やしてプラス約2000円くらい、差額で5000円は節約できます。
では変動費の節約をどうするか?
可処分所得という言葉はご存知でしょうか? 簡単に言えば自分で使うことができるお金のこと、収入マイナス固定費が使うことができるお金です。
この可処分所得の中から変動費を支払ってマイナスになれば借金をしたことになります。 なのでこの変動費を支払ったあとのぶんは余裕をもってプラスにしたいですね。
この変動費については、お金の流れを概略把握することができればまずは合格だと思います。 そのためには家計簿は有効な手段です。
家計簿をつけているか?
家計簿はお金の流れがどのようになっているのか概略がわかれば良いと思っています。 その中で、大きな買い物をしたので来月は少し控えようとか、食費がだいたい予算内に収まったとか お金の流れが見える事で次への意識付けができるからです。
このため、収支を合わせることではなく大きなくくりで大体どのくらい使ったのかがわかればOK でもこの家計簿がないと何処を節約していいのかがわからないので簡単でいいので家計簿を付ける癖をつけましょう。(家計簿アプリもありますし・・・)
変動費の節約ポイント
1)特売品や底値を意識しすぎる
よく言われることですが、特売だからといって買いすぎたり・底値をねらって毎日スーパーへ行くのは無駄な買い物を増やすのでNGです。 スーパーもできるだけお客さんが手を出しやすいように工夫しているのでその手に乗らないようにしましょう。
できるだけまとめて購入して来店頻度を下げることがポイントになります。
2)現金は月1回おろす
手元に現金を置かずに都度ATMからお金を引き出すのは無駄なATM手数料を支払ったり、現金が少なくなると 不安でつい引き出してしまうパターンは無駄な買い物につながります。
現金の引き出しは月に一度と決めて無駄遣い防止
3)小遣いがない
小遣いが無いということは0円でなんとかしているパターンと 必要なときに際限なく使っている場合があります。 0円でなんとかしているパターンもストレスが溜まって後に爆買したり、際限なく使ってしまうのもいくら使ったのかがわからないのでNGです。
小遣いも一定額を決めてその中でやりくりする
以上、節約について考えてみましたが まず最初に手をいれるのは固定費、本来自由に使えるはずのお金が固定費として取られている状態はすぐにでも何とかしたいので、すぐに改善を始めたほうがいいです。 ただ固定費は保険や住宅ローンなど情報をしっかりと調べて面倒な手続きをしなければならなくなるので、思い立ったら一気に見直してしまいましょう!!
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