米国の株式について政治的不安定などから2018年同様に不安定な動きを見せるものと思いますが、年末に大きく株価を下げているので米国株式への投資を行うのであれば非常に良い時期かもしれません。
またそんな中で今年こそ投資を始めるという方もいるのではないかと思います。そのような方が見るであろう雑誌、書籍などでよく見るのが若者向けや高齢者向け、初心者向けなどおすすめプランが紹介されていること。また10年で資産**倍を目指すポートフォリオなんていうのも見かけます。
これらは非常に参考になると思っていますが、何も考えずに鵜呑みにするのはよくありません。
オススメのタイプ別プランとは
はじめにはっきりとさせて置かなければならないのが、投資では初心者もベテランさんも若者も高齢者も皆同じ商品を購入することになるのでつまり区別がないのです。つまりプロと初心者の方が同じ商品を同じ数、同じ期間持っていれば同じリスクとリターンなのは言うまでもありません。
つまり初心者が儲かるプラン、高齢者が得をするプランなんてものは当然ないわけで、想定される初心者の方の取れる入金力や高齢者の方が取れるリスクに基づいてプランが組み立てられているに過ぎません。
例えば、昔から「100から年齢を引いたパーセンテージで株式の保有比率を決める」という方法でアセットロケーションを決めるというものがあります。 つまり40歳ならば60%の株式、60歳ならば40%を株式で保有するのが適切ということです。
でも大まかに考えれば年をとった分、稼げる期間が短くなるので損失のリカバリーが難しくなる。このためリスクの小さなキャッシュや債券へ移動すべきということがベースの考えとしてあります。
投資の環境は人それぞれ違う
大まかに傾向を考えればその考え方は間違はないのかもしれません。傾向とは若ければ個人が稼ぐ能力が大きいわけですし、高齢者ではそれが低いということ傾向がある。という前提で成り立つ考え方だと思います。
しかし個人の環境は大きく異なります。投資に回せる資金が全くの余裕資金であれば、投資用に保有しているキャッシュや債券は攻めに使うことが可能ですし、逆であればインフレ対策程度の守りの投資ということになります。
ここでいう攻めとは、リスクが大きいものへの投資、また暴落時に買い増すための資金としてのキャッシュや債券ということです。
経験が浅い人は全力購入すべきでない
このように年令や投資経験等によるおすすめプランは参考にはなるが、自分に当てはまるかはわからないと考え、なぜそのようなプランがいいのか、わからないうちは全力でポジションを取るべきではありません。
実際に雑誌に書いてあるプランをそのまま全力購入した私は、あとで大きな軌道修正をしなければなりませんでした。 雑誌にあるプランは世界中への分散投資を前提として新興国の株式と債券を組み入れるもの、だったのですが後々いろいろ調査し、考えたりしましたが、どうも私の考えでは新興国が向いていないと考え軌道修正しています。
投資初心者の方がいきなり窓口に行くのもおすすめできませんが、情報の入手先として窓口や書籍を頼るのは仕方がないことだと思います。でもその商品やプランが自分の環境や運用方針にあっているのかは実際にやってみないとわからないものです。
そのいみではやはりいきなりポジションを取るのはNG、良いと思われる商品を少額で試してみて徐々に運用方針を固め、ポートフォリオを組んでいくのが良いということが言えます。
投資初心者もベテランさんも購入する商品は基本同じです。特に購入するときのハードルが低い投資信託でおすすめできるものをまとめました。
初めて投資をする場合の基本的な手順です。いきなり商品を選ぶよりもどのくらい投資に回せるかなど考える必要があります。
窓口購入は基本的におすすめしません。良い商品が見つからないのと手数料が高いことが原因です。