暴落時にも安定したリターンを得たい/分配金のメリット・デメリット

株式のリターンは分配金と売却益です。 分配金は暴落時にも比較的安定してリターンを得ることができるのでメリットと言えばメリットですが、これはデメリットとする考え方もあります。

分配金はいわば利益確定なので、特に暴落時に利益確定をするということは狼狽売りと対して変わらないのでよろしくないとする考えです。また分配金再投資をする場合でもしっかりと20%の課税がされるのでさらによくないというわけですね。

いろいろな意見があると思いますが、投資の目的をどこに置くのかということでだいたい片付いてしまうような気がします。

暴落時に分配金が減りにくいETF

暴落は10年に1度位の頻度で発生しています。この時に株価が下がりにくいディフェンシブなETFがありますが、同時に分配金も下がりにくいETFもあります。 

そこで代表的なETFでリーマン・ショック時の分配金の推移を見てみましょう。

VTI,VYMの分配金と分配率の推移

分配金の額はリーマン・ショック時に分配金はやや減っていますが比較的安定しています。分配率はリーマン・ショック時には大きくはね上がっています。 その後分配率は横ばいのため株価の上昇とともに分配金も多くなってきています。

AGG,PFFの分配金と分配率の推移

PFFの分配金はリーマンショック関係なく安定していますね、リーマンショック以降も5%超えの分配率をキープしています。 一方でAGGは政府系の超優良な債券を組み込んだETF、現在は3%弱の分配率です。 価格が上がると分配率や分配金が下がっているのが見て取れます。

これらを見ると分配金は暴落時に株価ほどは下落はせず、また暴落を抜けると分配率はほぼ一定で推移するため、株価が上がるとその分 分配金も増えていることがわかります。またAGGのように債券ETFの場合は価格とは逆の動きをしていることがわかります。

これらのチャートから暴落があったとしても分配金は安定して支払われていたことがわかります。

分配金は利益確定

分配金は利益確定と同じ意味だから資産形成する意味ではあまり良くないというのはもっともな話、分配金を出さずに成長するほうが良いという考えはごもっともです。

その意味ではこの中ではVTIが最適でしょう。一方で分配金を年金の補完に使いたいというようなニーズを考えれば分配金は大きく安定している方が良いわけですからAGGやPFFということになります。

資産形成という意味ではVTI、すでにある程度の資産がある方は高配当、株の成長とともに分配金が増えていくVYMはいいとこ取りと言えるかもしれません。

つまり人生のステージごとに、例えば若い時は早く資産形成をしたいわけですから分配金は不要、リスクが取れる商品でリターンを狙い、また将来的に分配金を活用したいと考える年代であれば分配金が安定しているVYM、すでにある程度の資産がある方は安定しているAGGや高配当のPFFというように、その時々に投資に求めるものを考えればポートフォリオの中心に来る商品は自ずと決まって来るように思います。

なお、分配金は暴落の有無にかかわらず安定しておりリターンがよめる収入と言う事ができます。 利益確定という側面もありますが、リターンがよめるという利点を十分に活用したいものです。

VYMの良いところは分配の率が高いこと、3%弱をあえて高いというのはどうかとも思いますが、株価が上がればその分分配金も増えていることが選ぶ理由と思います。

PFFとVYM特徴は全く異なりますが、どちらも高配当ETFとして知られています。ただVYMが3%弱の分配率なのに対してPFFは5%超え、約...

ETFの分配金はその額が安定していて、何時どのくらいのリターンがあるのかよめるメリットがあります。私は年金の補完として利用したいと思っています。

2017年は安定的に株価が上がっていたので 分配金の利回りが全般的に下がっています。つまり分配金の額としてはあまり変わらないということですね...

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