成長市場である米国やグローバルに分散投資するファンドやETFを定期的にドルコスト平均法で買増するほっぽらかし運用、これ投資はじめての方に強くおすすめします。
ドルコスト平均法とは例えば毎月同じ金額で買い付けていく方法で、株価が上がれば買える株数が減りますが、株価が下がればたくさん買えるわけです。 定期的に買い付けているので市場平均で買えるのが特徴、投資に回すまとまったお金がない人が少しづつ資産を増やすのに向いている方法です。
投資が投資をやめてしまう理由
投資を始める目的はやはりお金を増やすこと、でも投資初心者が短期間で投資をやめてしまう方が意外に多く、その主な原因は含み損に耐えきれなくなって売却しやめてしまうことだと言われています。
頭では株価は上げ下げを繰り返しながら長い期間で見れば成長していくことはわかっていても、購入したあとに株価が下がれば大きなストレスになりますし何時まで下がるかわからない、これ以上損しないうちに売却したほうが良いのではないかとの考えが支配的になります。
これは人や動物のいわば生存本能のようなものなので、心配で毎日チャートを眺めているとますます心配になっていきます。
S&P500(SPY)チャート
例えば、このチャートの例でみると、2015年6月に約210ドルで購入したものが9月には195ドルに減少しています。 この間で約8%下落そして一度戻していますが、翌年の1月~2月に190ドルを切っています。 約12%のマイナスです。
もし2015年6月に100万円投資していたら9月には92万円まで下落し、翌年の1月~2月には88万円まで下がるわけです。 この間約8ヶ月あるので常にチャートを眺めていたらストレスでやられちゃいますよね。
持ち続けていたらどうなったか
でも、これを乗り越えて今まで持っていたらどうでしょうか? チャートの続きを見てみましょう。
S&P500(SPY)チャート:2014年~2018年11月
投資210ドルだった株価が270ドルまで成長しています。 つまり100万円が129万円になった計算です。 そして今年に入ってからピークで約290ドルから約260ドルまで約11%下落しました。 2015年の下落も12%くらいですが、今回はあまり気にならないのではないでしょうか?
それは購入したときの価格が210ドルなので下落しても含み損になっていないからです。
また一度含み損にビビっても売らずに増えた経験を持てば、その後に株価が下がっても、冷静に買い増しのチャンスだと思えるようになるはずです。
このように成長市場でも株価の上げ下げは起こりますし、長期的にリセッションが起こる可能性もありますが、長期運用を前提とすれば勝てる可能性が非常に高い勝負なので やめずに続けたいですね。
投資初心者にほっぽらかし運用を強く進めるわけ
このように、投資初心者は含み損に対して過度に反応するケースがあり投資をやめてしまうきっかけにもなります。 慣れてくれば価格が下がったのですから安く買うチャンスということになるのですが、なかなかそのように気持を切り替えることは難しいでしょう。
実感ですが、市場の変化を気にせずに淡々と市場平均で少しづつ買い続けることは、株価の上下をほとんど気にせずに投資が続けられます。
私の投資デビューでセゾン投信、ほっぽらかし運用を3~4年行いましたがあまり株価については気になりませんでしたし、そのときに20%くらいプラスしたので米国株式に乗り換えた後に含み損が発生していても、トータルではプラスなので結構冷静です。
ほっぽらかし運用するため知っておいたほうがよい事、整理しました。
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