米国ETFの中で保有額順でつけたランキングを楽天証券から見てみましょう。 前回は今年の7月でしたから4ヶ月後の結果となります。 保有額のランキングなので流行りに左右されずにほんとに人気なETFがわかります。
2018年保有額ランキング
楽天証券から保有額ランキングをピックアップしています。流石に保有額ですから、そうそう順位が変わることはなくこの4ヶ月では差はありませんでした。
7月 | 11月 | ||
1 | VT | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
2 | PFF | PFF | iシェアーズ 米国優先株式 ETF |
3 | VTI | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
4 | VOO | VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
5 | VYM | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
6 | VWO | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
7 | SPY | SPY | SPDR S&P 500 ETF |
8 | HDV | HDV | iシェアーズ コア米国高配当株 ETF |
9 | IVV | IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF |
10 | TOK | TOK | iシェアーズ MSCI コクサイ ETF |
1位:VT
日本では定番のETFですね、世界中の株式に広く分散投資し経費率も0.04%と低いのでどなたにでもおすすめできるETFです。
たとえどこかの国や地域の景気が悪くても世界全体で見れば緩やかに上昇するでしょうから世界中への分散投資が手軽にコレ1本でできるVTは難しいことなくほっぽらかし運用ができると思います。
2位:PFF
分配金が5%超えの人気ETFです。 経費率0.48%とVTと比べると10倍以上、かなりお高めに感じますが個人的には0.5%を切っているので検討の余地ありです。
残念なのはキャピタルゲインは望めないので長期保有しても分配金の額は増えていかないことですね。 いずれにしても日本人は分配金が好きなんですね。
私も暴落が起きたときには購入を考えているのですが・・・
3位:VTI
米国全体の株式に分散投資するETF、経費率も0.04%と低く抑えられています。米国に投資をするならばVTIやS&P500インデックスのVOOやIVVは外せません。
私のメインもVTI、成長市場である米国に分散投資しまさに米国まるごと買うようなETF、私のメインもコレです。
4位以降も定番のETFが並んでいますね。 ちょっと変わっているのが10位のTOKです。 TOKの正式名称は「iシェアーズ MSCI コクサイ ETF」日本と新興国を除く先進国へ分散投資するETF 経費率0.25%となっています。
インデックスは「MSCI KOKUSAI(コクサイ)インデックス」 私務めている会社の企業型確定拠出型年金で扱っている商品の中で唯一有望そうだったのが「MSCI KOKUSAI(コクサイ)インデックス」のDC外国株式インデックスファンドでしたね。
コレをインデックスにする投資信託はかなりたくさんあるようです。
2018年11月買い付け額ランキング
では買い付け額のランキングを見てみましょう。 保有額ランキングと違ってその月の状況で順位が入れ替わります。
とはいえ定番のETFはもちろんあります。VTやPFF、S&P500インデックスそして高配当株式のVYMです。
これらは保有額でもトップ10に入っていますので誰もが認めるド定番ETF、初心者の方もまずは抑えておきたいETFです。
2018年11月の買い付けランキング(楽天)
1 | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
2 | VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
3 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
4 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
5 | PFF | iシェアーズ 米国優先株式 ETF |
6 | IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF |
7 | SPXL | Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF |
8 | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
9 | VGT | バンガード・米国情報技術セクターETF |
10 | SPY | SPDR S&P 500 ETF |
特徴のあるETFとしてS&P500のブル3倍のSPXL、これはS&P500の3倍のリターンを狙うものです。
リスクもリターンも大きくなるのでベテランの方が短期運用でリターンを狙うETFですね。 右肩上がりで成長しているときにはあまり順位を上げていなかったのですが、このところのボラティリティの大きな状況では、S&P500の-3倍のSPXSとともに順位を上げています。
またVGTが9位、正式名称は「バンガード®・米国情報技術セクターETF 」名前の通り情報セクタに特価したETFです。 名前だけだとQQQに近い気がしますが、組み込まれている銘柄は以下の通り、大きな違いとしてはAmazonを含むか、含まないかの違いが大きそうです。
構成比率(QQQ)上位10銘柄(%)
構成比率(VGT)上位10銘柄(%)
買い付けランキングと保有額ランキングのトップ10に入るETFはこれら7種、誰もが良いと認めるETFだと思います。 ただ特徴はかなり異なっているのでご自分の環境や目的に合わせて選ぶことになると思います。
VT、VTI、VYM、S&P500(IVV,VOO)、VWOはすでに日本で投資信託としても購入できます。 楽天ヴァンガードシリーズ(VT、VTI、VYM、VWO)やS&P500はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などでも購入可能。
米国のETFを直接買う場合はドルを用意しなければなりませんが、これら投資信託では人気のETFも手軽に投資信託で買えてしまいます。
米国株式への投資は確実にハードルを下げてきています。少しでも早くスタートしたほうがその分リターンも期待できるので これら順位を参考に検討してみてはどうでしょう。
市場が不安定になってくると悲観的なニュースが多く流れてきますが、なぜなんでしょうかね。
分配金を狙う投資家の方も多くいらっしゃいます。人気の高配当ETFとしてPFFとVYMがありますが、性格が全く異なります。
市場が不安定になってくると心配するのは当然かも知れません。こんな時に投資初心者がすべきことはなにか整理しました。
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