人気の米国ETFと私が今後も買い続けていきたいETFを整理していきたいと思います。
以下の表は海外ETFの保有額ランキングです。保有額ですから流行りというよりもコレが良いと判断されたETFだと思いますし一定の信頼もおけます。
でもランクが高いから買うというものでもないのであくまでも参考ですが、やはりグローバル株式に分散投資するVTや分配金が5%を超えるPFF、米国株式全体に分散投資するVTIは人気が高いですね。
順位 | ティッカー | ETF名 |
1 | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
2 | PFF | iシェアーズ 米国優先株式 ETF |
3 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
4 | VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
5 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
6 | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
7 | SPY | SPDR S&P 500 ETF |
8 | HDV | iシェアーズ コア米国高配当株 ETF |
9 | IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF |
10 | TOK | iシェアーズ MSCI コクサイ ETF |
S&P500インデックスのVOO・SPY・IVVも定番です。
・・・で私が購入をしたいETFはこんな感じですね。 もともとETFは大きく分散されていますからごちゃごちゃと増やす必要はなくこのくらいあれば十分だと思っています。
- 1位 VTI : 米国株式全体への分散投資
- 2位 VYM : 米国高配当大型株への分散投資(約400銘柄)
- 3位 AGG : 米国政府債券が6割を占める高格付け債券ETF
- 4位 PFF : 米国優先株ETF/金融系が多く分配金5%超え
参考に過去10年のリスクとリターンを記載します。
ティッカー | 過去10年のトータルリターン | 過去10年のリスク |
VT | 9.94% | 15.02% |
PFF | 9.90% | 15.57% |
VTI | 13.40% | 13.91% |
VYM | 12.25% | 13.30% |
VWO | 7.12% | 20.04% |
SPY | 13.14% | 13.44% |
VWO(新興国)を外したのはなぜか?
VWOは日本や米国でも人気のETFです。 将来的に大きな成長をするものと考えています。ただVWOの組み込み割合で一番大きな中国の台頭を米国が許さない雰囲気ですし、米ソ冷戦が50年近くに渡って続けられてきたことを考えれば 始まったばかりの米中摩擦は安定するまでかなりの時間を要すると思います。
また過去10年のリスクとリターンをみても代表的なETFの中で一番成績が悪いので買い進めたいETFからは外しました。
しかしダメETFということではなく、下がった=買い時 なので長期的な目線で購入するのはアリです。ただ今現在の状況からメインで買い進めるものではないかなと思っています。
大人気のVTが入っていないのだが・・・
VTは世界中の株式全体に分散投資するETFであり、日本で大人気のETFです。VTを選ばなかった理由は、その組み込み比率で約60%ば米国株式になっているためです。
時価総額で見れば米国が大きいので必然的に米国の組み込み比率が高いのは仕方がないことなのかもしれませんが、世界中への分散投資と言うにはいささか米国への偏りが大きく、結果として米国株式の成長を薄めているようにも見えます。
であればVTIやVYMを中心に据えて運用するほうが良いとの判断です。
もし世界経済の中心が米国から他国に写ったとしてもVTはそれに応じて組み込み比率を変えてきますから、長期運用において全くほっぽらかすのであれば良いETFと考えます。
債券ETFのAGGを入れているのはなぜ?
株式と債券では長期的に見て株式のほうがリターンが良いことがわかっています。このため投資にかける資金を余裕資金と割り切れば債券ETFはなくてもいいわけですが、暴落時のクッション役と機会損失を少しでも減らしたいとの思いから入れることにしました。
AGGは超安定の政府系債券を多く組み込んだETFでリーマン・ショックのような暴落時にもびくともしていません。 このときに分配金も下がっていないので、暴落時のクッションとして十分に機能します。
また暴落を考えるのであれば当然CASHの比率を高くして、暴落時に買い増しをすることになりますが、CASHは何も生み出さないので暴落するまでの間は分配金を生み出して貰おうという腹です。
リーマンショック前後10年のAGGとS&P500
PFFを組み入れるのか?
PFFは5%超えの分配金を出しますが、一方でキャピタルは全く期待できません。しかし分配金が定期的に入るということはいつどのくらいのお金が入ってくるのかがある程度よめるという意味で有効です。
金融資産が多くあり、AGGのように2~3%の分配金でも十分というのであればあえてPFFを選ぶ必要はないのですが、私のように金融資産がそれほどでもないのであればPFFの5%を超える分配金は非常に魅力です。
ただ分配金には20%の課税がありますので分配金再投資を考えるのであれば微妙ですね、トータルリターンでもVTIやVYMのほうがリターンが良いです。
PFF・VTI・VYMトータルリターン(過去10年)
ただ株価暴落時にはPFFもしっかりと値を下げていますので、通常か何時いけるというよりは暴落したときに買っていくようなイメージでいます。
以上より定期的に買い付けていくETFは「VTI,VYM,AGG」これらが今後のポートフォリオの中心で考えています。
PFFは長期運用で資産を形成するという意味ではあまり有効ではありません。ただ分配金が大きいのである程度リターンがよめるというメリットはあります。
分配金で年金の補完を考えるのであれば過去の分配金の推移は重要な情報だと思います。そこで有名なETFについて過去の分配金について調査しました。
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