コア・サテライト戦略/過度なリスクを避けリターンを増すというが・・・

海外ETFの売買高ランキングを見ると最近良く目につくのがSPXLやSPXSといったえS&P500のブル3倍、ベア3倍のレバレッジETFです。確かにS&P500の3倍の値動きをしますから当たれば大きいですし、ぜひタイミングをみて買ってみたいと思っています。

このようなリスクの大きな商品を組み入れて高いリターンを目指すときに必要な考え方としてコア・サテライトという考え方があります。過度なリスクを回避しながらリターンの積み増しをねらうもので、多くの機関投資家の方々が採用しています。

コア・サテライト戦略とは

まず核となるコア、これは「長期運用・分散投資・積立投資」そして手数料の安い「インデックス運用」の商品が基本です。 まさに投資の核、長期運用で資産を築くための部分です。

そしてコアを囲むサテライトとは比較的リスクの高い商品、例えばSPXLのようなレバレッジETFを短期で運用するケースなど一般的にリスクの大きな短期投資などです。

つまりコア・サテライト戦略とは投資の核となるコアをシンプルなポートフォリオで堅実に運用しながら、投資資産の一部を利用してリスクの大きな商品にトライするもので、リターンの積み増しが期待できます。

個人投資家にサテライトはいらない?

コア・サテライト戦略を行う機関投資家のサテライトの割合は2~3割といい、比較的少なめであることがわかります。 サテライトはたいてい値動きが激しくタイミングを見て売買するので必然的にアクティブ運用となります。

  • コア   :インデックス運用
  • サテライト:アクティブ運用

ただ、ご存知の通り優れたアクティブ運用を行う運用会社を我々個人投資家がはじめから知っているわけではなく、知っていたとしても今後も勝ち続けられるわけでもない。

このためあえてサテライトを保つ必要はなく、逆に個人投資家にサテライトは不要と言う専門家の方も多くいらっしゃいます。 サテライトであえて高い手数料を払ってリスクを取っても、長い目で見ればコアに対して分が悪い、しかもシンプルな運用のほうが管理もしやすいという理由です。

もし証券会社窓口でコア・サテライト戦略を勧められたら、手数料の高いアクティブ運用の商品をねじ込もうとしている可能性もあるので注意が必要です。

サテライトが必要なケースは?

でもサテライトが全く不要か?と言われればコア・サテライトの考え方は参考になると思っています。 例えばSPXLのようなレバレッジETFを使いこなしたい。 そのための勉強としてコアとサテライトという考えを使うのはありだと思います。

コア・サテライトを意識しないで勉強の意味で試しに買ってみた・・・ということではポートフォリオのバランスもおかしくなるし、運用の全体像もわかりにくくなるので、このようなときにコアとサテライトを切り分けて、決められた範囲内で挑戦するというのはありだと思うのです。

特に経験の浅い方が、コア・サテライトをしないで買い付けちゃうとポートフォリオのバランスや運用も間違いなくわかりにくくなるのでいいことありません。

このようにコア・サテライトの考え方は参考になりますが、個人の投資家がコア・サテライト戦略をする場合、あくまでも値動きが激しく短期売買をするような運用が得意な方に向いているもので、個人投資家の方が行う必然性はないものと思います。

コアとして有効な投資信託はさほど多くありません。主観も入っていますがご紹介します。

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サテライトとしてはやはり短期運用でレバレッジETFなどは魅力的です。ただ相場の方向性が見えないと手が出しにくいですね。

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