長期運用を行う上で毎日株価をチェックする必要はありません。日々の値動きをみて一喜一憂するのは時間の無駄だからです。 その意味では証券会社から年間取引報告書を確認するだけでも十分といえば十分です。
ただ自分の運用成績を後から振り返ってみたいと思いませんか、私は過去の運用状況をS&P500と比較してどの暗いビハインドしているものなのか記録を残したいと思いましたが、これを自動で行ってくれる超簡単な方法がわかりましたので備忘録としてまとめます。
ほっぽらかしでも1日1回株価をチェックして記録してくれます。
基本的な考え方
自動で株価を取得する方法は以下にまとめましたが、推移を見たいということであれば毎日記録をつけていく必要があります。

でも毎日記録をつけるのは結構めんどくさいし、つけるのを忘れてしまいますよね。 そこでGoogleのスプレッドシートを使って自動で株価の記録を残していく方法を検討しました。
2)取り込んだデータをシートにCOPYしていくマクロを作る
3)1日1回マクロが動くようにトリガーを追加する
ちなみに私の場合はマクロの知識がまったくないのですが、キー操作を記録する事ができるのでこれを利用してマクロを作成、スプレッドシートが立ち上がっていなくても勝手に設定したトリガーが起動して記録を残してくれています。
こんなイメージ
黒枠の部分が記録、赤枠が今の株価 マクロで黒枠を右にずらしてCOPYをC列にCOPYするマクロを作ります。
そのマクロをトリガーを使って1日1回自動実行させるわけです。マクロはGoogleDriveの上で勝手に実行しますので、PCが立ち上がっていなくてもほっぽらかしでも記録を残してくれます。
ちなみに上のイメージの金額は適当に入れていますのであしからず。
株価をスプレッドシートに取り込む
Googleのスプレッドシートに「=GoogleFinance()」などを使って株価を取得、保有株数と購入価格から現在の評価額を計算させ、上記のB列のように揃えておく。
マクロを作る
スプレッドシートにはキー操作をそのままマクロとして記録する機能があります。この機能を利用して手作業でリアルタイムの株価をCOPYし、マクロ化します。
操作ですが私は以下のようにしました。
1:該当するシートを選択
2:C列に1列追加
3:B列の評価額をC列に値だけCOPY
4:マクロを保存します。 名前を聞いてきますが、適当に・・・
5:スクリプトエディタを起動
6:以下のような画面が出てくるので「▶」ボタンを押し、「許可を確認」してください。
スプレッドシートに戻って、記録したマクロが想定どおりに動いていることを確認してください。
1日1回マクロが動くようにトリガーを追加する
スクリプトエディタに戻りトリガーをセットします。 赤丸部をクリック。
「トリガーを追加」ボタンを押し、新しいトリガーを作成します。
あとは、日付ベースのタイマーを選び、マクロを実行する時間を選びます。
これで設定は終了です。正しく動作するか確認してみてください。
あとは記録された数値からグラフを作ってもよし、自分の資産以外にも,S&P500やNYダウの株価を取得しても良しということで便利に使えるのではないでしょうか?
なお、工夫次第でPERとかも取得できると思います。全く便利な世の中になったものだと・・・
コメント