投資信託の選び方/投資初心者は ほっぽらかし運有がポイント

投資初心者には投資信託がおすすめといいますが、窓口での購入では46%もの人たちがマイナスになっています。(銀行で投信を買った人の損益:2018年3月金融庁発表)

ただ良い市場に分散投資し、積立を行いながら長期運用すること自体は投資の王道的な考え方だと言われており、その意味では投資信託は有効な商品です。更に投資信託の場合は少額から購入できる。自動で積立できる、分配金を自動で再投資できる。 など様々なメリットがあるはずなのです。

しかしお年寄りなど金融リテラシーが低い個人投資家に対して証券会社が儲けるための手数料取りの商品ばかりになってしまい、結果46%もの人たちがマイナスという結果になっています。

上げ下げがあるのが投資なので46%って普通じゃない?と思われた方、投資信託の平均寿命(償還までの期間)はちょっと古いデータですがだいたい7年弱と言われています。

日経平均(過去10年)

過去10年の日経平均はアベノミクスで右肩上がりに推移しているのがわかります。 つまり普通に個別株を分散させて持っていれば、過去10年で見れば ほぼすべての人が資産を倍にできたことになります。

それにもかかわらずなぜ投資信託の成績が46%がマイナスなのか? つまり投資家にとって有益な投資信託が販売られていないのです。 つまり証券会社の手数料稼ぎの商品が多いことからこのような結果になっています。

「貯蓄から投資へ」の取り組みを進めている金融庁が証券会社の成績を比較して見られる共通KPIを仕組み化するなどの取り組みを進めているのもこのような背景があります。

投資初心者が安心して資産を築けるファンド

投資の王道として、「長期運用、国際分散投資、そして積立」これを市場に根付かせたのが2007年に発売されたセゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」、「セゾン資産形成の達人ファンド」です。 低コストであることも人気の秘密、すでに10年以上の運用がされています。

現在は、他社で更に低コストの商品が開発されていますが、「投資ブロガーが選ぶ!Fund of the year」などで今でも人気のファンドとなっています。

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、簡単にポイントをおさらいすると・・・

・投資信託は有効な投資手段
・信託報酬(手数料)が安いこと
・分配金を出すと元本が下がる
・積立で購入してほっぽらかす

投資信託は有効な投資手段

投資信託は「長期運用、国債分散投資、そして積立」を実践するのが簡単、ただ銀行や証券会社の窓口で購入できるものには投資家にとってあまり良いものが無いのも事実、良い商品はネット証券で購入できます。

また投資ですから当然価格の上げ下げがありますが、定期積立購入を続けることで価格が安い時、高いときの平均で購入することが可能、安いときに買おうなど考えなくてもいいわけです。

また「良い市場=長期運用で市場が成長」に投資をすることがポイント、この意味では国際分散投資は間違いない投資先となりえます。 世界中の人口は今後も増え続けるので、人口が増えれば経済活動が活発化するというメリットがあります。

また世界経済の中心に米国があります。このため米国の動向が世界経済に大きな影響を与えることや先進国中で唯一人口が増えているという意味で米国への分散投資も有力な選択肢となります。

現在、日本はアベノミクスの影響で株価が上がっていますが、日銀が年間6兆円(2017年)もの日本株を買っていることも有名です。 つまり株価が下がりそうになると日銀が株を買うので株価は下がらないのですが、いつまでも買い続けることはできないことを考えると、日本という選択肢は微妙です。

余裕資金で投資をすることも重要です。余裕資金や定期貯金をするようなお金で運用してください。 すぐに使う予定のあるお金を投資に回すとそのときにプラスになっていればいいのですが、マイナスだと目も当てられません。

長期運用=最低でも10年というイメージで良いかと思いますが、これからの世の中貯金と同様に必須になると考えれば無理のない範囲で一生というのが正解かもしれません。

信託報酬(手数料)が安いこと

投資信託にかかるコストは主に3つ、「購入時、保有している期間、売却時」この内、購入時と売却時がゼロという投資信託も増えてきていますので、同じ条件ならばゼロにすべきですし、信託報酬(年間にかかる管理費)も安いに越したことはありません。

将来にリターンは予測できませんが、かかるコストは決まっているからです。 また手数料が高いファンドは2~3%もの信託報酬がかかる場合がありますが、リターンは多くても数%なのでリターンが相殺されてしまいます。 なのでできれば0.5%以下におさえたいところです。

・購入時の手数料がないこと(ノーロード)
・条件が同じであれば信託報酬は安いものを選ぶ
・分配金が出ても再投資すること(複利運用)

分配金を出すと元本が下がる

個人投資家へのリターンが小さく、マイナスが多い理由の一つに毎月分配型があります。実はお年寄りに人気なのですが、投資の目的が資産を増やすことであるならば、これに投資する意味はありません。

毎月定期的に分配金として支払われますが、実質自分が投資をしたお金を切り崩して投資家に戻しているだけです。 このため手数料が取られるだけ取られて、分配金は売れる商品から売ることで賄っているので、最後にはクズのようなものしか残らずに償還されるのです。

金融庁指導の共通KPIが定着しつつ有り、このようなファンドは急速になくなりつつありますが、特にお年寄りには注意が必要です。

積立購入してほっぽらかす

国債分散、もしくは米国株式への分散投資を行うもの、コストがかからないファンドを選んだら、あとは自動積立の設定をしてほっぽらかすことが大切です。

株価や基準価額をずっとウオッチしているといろいろな迷いが生まれます。 このファンドでよかったのだろうか? 他のほうが儲かるのではないか? タイミングをみて購入したほうが良いのではないか?

と・・・このような不安です。しかし常に市場を見ているプロが考えるのならばいざしらず、素人が考えてもまぐれ以外は有りえません。 投資初心者ができることは「積立の設定と分配金を再投資に回す設定」をしたらほっぽらかす以外にしないほうが帰って結果は良くなると思います。

私の場合は2016年チャイナ・ショックの少し前にセゾン投信をはじめ、いろいろとタイミングをみて買っていましたが、2017年半ばで 定期積立で何もしない子ども口座は20%以上のリターンを生んだのに対して、タイミングを見て購入した私の場合は10%のプラスで終わっています。

投資信託を購入するには

投資信託を購入するには「証券会社に口座を開設する」、「商品を決める」、「口座に入金する」、「投資信託の定期積立設定をする」 という順番でしょう。

証券会社でいえば、ウェブで購入できる証券会社を選ぶことが大切です。店頭窓口で売っている商品をいろいろと調べましたが、どうにも手数料が高くおすすめできません。その意味では証券会社は 最王手のSBI証券、楽天証券、マネックス証券のいずれかでOKだと思います。

唯一「つみたてNISA」の対象商品のみ窓口で購入可能の場合が多いです。

ではどのような商品が良いのでしょうか?

国際分散投資という意味で言えば世界中への分散投資が可能な商品や米国の代表的な指標をベンチマークにする投資信託が良いと思われます。

世界中の株式へ分散投資
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
セゾン資産形成の達人ファンド

世界中の株式・債券へ分散投資
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

世界中の株式や公社債、不動産投資信託証券市場への分散
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

主要先進国株式への分散投資
ニッセイ外国株式インデックスファンド
たわらノーロード 先進国株式

米国株式への分散投資
楽天・全米株式インデックス・ファンド
iFree S&P500インデックス
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

間違いのないところで思いつくところを上げてみましたが、どれもコストが安く設定されているので間違いないと思いますが、 分散を進めれば進めるほどリターンが薄まってしまうことを考えれば、個人的には米国株式への分散投資として楽天・全米株式インデックス・ファンドやeMAXIS Slim 米国株式(S&P500) が一押しです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする