新規公開株ってほんとに儲かる?/儲かる仕組みを簡単に整理

新規公開株って儲かるらしいんだけどやらないの?・・・ などとよく聞かれます。 先日も会社の先輩から聞かれました。 新規上場する株式はその後の成長の期待が大きいので一時的に高値になる場合が多いので儲かると言うのは聞いていましたが、実際にはどうなのでしょう。

新規公開株(IPO)とは

株式上場して株の売買ができるようになる直前ですが、一定の株式を証券会社を通じて一般の投資家に販売するわけです。 これを新規公開株といい、最近は一般の個人投資家がこの新規公開株を手にするケースも増えてきているそうです。

ただ新規公開株はこれからの成長を期待しているので一般に人気が高く、初値は高くなるケースが多く結果儲かるといいます。

誰でもが帰るわけではなく、証券会社への申込みを行い抽選など手続きを経て購入が可能、抽選で当たった後に辞退する場合は証券会社ごとにペナルティがある場合があるので最初に確認しておく必要があります。

IPOの勝率は9割!?

2017年の実績を見ると、公募より初値が上がったケースが96件中86件ありました。 つまり初値で売れば約9割はプラスだったわけです。

公募と初値の割合を見てみると、20%以上のソコソコ儲かった人たちが約6割(56/96)なのに対して、マイナスになっている企業は11社と約1割存在します。

2017年IPO銘柄96社のうち初値でどのくらい値を上げたのか?
 100%以上 43社
 20%未満 13社
 マイナス 11社

つまり新規公開株を買っても必ず儲かるわけではないが、6割の方は20%以上儲かっている。 またマイナスになる方は約1割というイメージでしょうか。 ではどのような企業のIPOが初値で値を上げるのでしょうか?

初値で値を上げる株と下げる株

2017年に初値で公募の2倍以上になった企業をいくつか見てみましょう。
6560 エル・ティー・エス 公募680 初値2,810
3997 トレードワークス 公募2,200 初値13,600
3996 サインポスト 公募2,200 初値8,530

詳しい業務内容は割愛しますが、大きく初値を上げる企業は新興ベンチャー企業であることが多く、成長への期待の高い企業が選ばれているようです。 ここに上げた3社は初値で4倍以上という素晴らしいパフォーマンスを発揮しています。

一方で初値で値を下げた企業を見てみましょう。
9284 カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
公募100,000 初値95,000
3563 スシローグローバルホールディングス
公募3,600 初値3,430
3564 LIXILビバ 公募2,050 初値 1,947

初値で値を上げた企業と下げた企業を見比べると違いが見えませんか? 今後大きく成長できそうかどうか?という観点で初値が上がるかどうかが決まっているように見えます。

例えば、**法人とか スシローはすでにビジネスモデルが出来上がっており今後の大きな成長が期待できるかといえば疑問です。 LIXILはリフォーム関連の企業であり特別目新しいビジネスモデルを持っているようには見えません。

また知名度の低いベンチャー企業などはいま世の中にないことをするわけですから大きく成長しそうだという期待が大きくなります。 そして上場するということはそれだけ目立のに対し、IPOで出回る株の総数はそれほど多いわけでないことから当然希少性が増し初値を押し上げることにもつながるものと考えられます。

投資初心者が初値で上がりそうな銘柄、そうでない銘柄を区別するには場数を踏むしか無いでしょう。 ただ勝率9割ですからどんどんと応募し続けて当選数を増やすことが大切ということになります。

また、知名度がありビジネスモデルも目新しいわけではない企業のIPOは急成長は見込めないので初値は期待できないが、長い目で見れば企業の成長は期待できるという戦略も成り立ちそうです。 であれば分配金に注目しながらIPOにこだわらずに安いときに狙うというわけです。

ただ個別株ですからファンダメンタルズ分析は欠かせないと思います。

初値は下げたものの現在は公募価格よりもプラス
9284 カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人
3563 スシローグローバルホールディングス

初値は下げ、現在も公募価格よりもマイナス
3564 LIXILビバ

私の場合はファンダメンタルズ分析までは手がまわらないのでETFでガバッと分散して捉えます。個別株のように大きな上下な無いですが、手間がかからないといみで私にはあっています。

長期運用をするのであれば日本株はポートフォリオの一部にすべきでしょう。

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