私がS&P500を買わずにVTIを買った理由

株式投資
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米国のETF保有額ランキングでトップ10に入るS&P500インデックスの「SPY」「IVV」、「VOO」 と 米国全体を買う「VTI」 これらは長期投資、投資の核として非常に優れていると考えています。

右肩上がりに成長する米国経済へ幅広く分散投資しているので一時的な落ち込みがあったとしても長期運用ではプラスが見込めるからです。

米国ETF保有額ランキング

ティッカー NAME 管理下資産(AUM)
1 SPY SPDR S&P 500 ETF $ 274,953,795.36
2 IVV iShares Core S&P 500 ETF $ 164,258,442.14
3 VTI Vanguard Total Stock Market ETF $ 105,749,478.98
4 VOO Vanguard S&P 500 ETF $ 99,862,766.18
5 QQQ Invesco QQQ $ 73,959,347.05
6 EFA iShares MSCI EAFE ETF $ 71,233,506.71
7 VEA Vanguard FTSE Developed Markets ETF $ 70,183,896.25
8 VWO Vanguard FTSE Emerging Markets ETF $ 59,629,787.20
9 IEFA iShares Core MSCI EAFE ETF $ 58,384,842.49
10 AGG iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF $ 56,301,541.37

(2018年9月)

このためS&P500かVTIを投資の核として購入することにしましたが、いろいろと悩んだ末にVTIを選択しています。

正直どちらを選んでもパフォーマンス、コスト的にもほとんど差がなくどちらを選んでもよい、好みの問題と言い切れるのですがどの様に考えたか整理しておきます。

ちなみにざっくりとした違いはこの様になります。
・S&P500は米国の優良大型株500銘柄を組み込んだ指標
・VTIは米国で購入できる銘柄のほぼ全て約3000を組み込んだETF

パフォーマンスの差は誤差レベル

VTIが開設された2001年からのチャートを見るとVTIの方が良いという結果が出ていますが、切り取る期間を変えればS&P500インデックスのIVVの方が良かったりします。 いずれも僅差なので誤差としてみても良いレベルです。

過去5年のVTI,IVVチャート

またETFを選ぶ債にポイントとなる手数料もどちらも 0.04%/年と低くおさえており差はありません。

つまりVTIとIVVの条件に差はないと考えられます。となると基本に立ち返り、何に投資しているか・・・これをどう捉えるかということですね。

長期間ほっぽらかしを前提に考える

S&P500は約150年の歴史があり、この150年1次的な暴落はあったとしても右肩上がりに成長していることが過去の実績から伺えます。

更に組込まれている優良株式500社についても固定ではなく定期的に銘柄の変更がされて、時代に合わせて新陳代謝しています。 このため常に成績の良い500社の指標となっています。

ただ気になるのは米国を代表する指標の一つですから 新たに組み込んだ銘柄はあっという間に値を上がるでしょうし、外した銘柄はあっという間に値を下げるでしょう。 S&P500から外された銘柄も優良であることは間違いなく、その時点では格安になっているものと想像できます。

一方でVTIですが、インデックスは「 CRSP USトータル・マーケット・インデックス」であり、米国の大・中・小型株を組み込み、米国ほぼ全てを購入しています。

つまり当然成績の良い銘柄もあれば、成績の悪い銘柄も組込まれているわけです。 にもかかわらずパフォーマンスに大差ないのはVTIには中・小型株が組込まれているためだと思われます。

どちらを選んでも良いというのが結論ですが、しいていえば大型株の特に良いもの500銘柄を厳選したS&P500と 米国で購入できるすべての銘柄を単純に時価総額に応じて組み込むVTIとの違いがあります。

これはインデックスの考え方の違いですが、長期間ほっぽらかす前提にたてば 何らかの基準を設けて銘柄を組み替えるよりは、機械的に組み込み比率の調整を行う方が自分の感覚にはあっていると考えたわけです。

私に場合はこの「VTI」を少額で定期的に買い付けするため「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を利用して購入しています。 もちろん長期運用ですから配当金は再投資が基本ですよね。

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