2018年11月までのETFの売買ランキングをチェックしました。 保有額としてのランキングではないので、今どのETFが流行っているのかのランキングです。 10月から調整が入って株価が乱高下していますがこれが売買ランクにどのように詠唱しているのか、では早速確認してみましょう。
米国ETF売買金額ランキング
2018年6月?11月までの売買高ランキングです。(楽天証券より)
毎週更新されていますが、基本月初めの1週間で見ています。
順位 | 6月 | 7月 | 9月 | 10月 | 11月 |
1 | VT | VT | SPY | SPXS | VOO |
2 | VOO | VTI | QQQ | QQQ | SPXS |
3 | VTI | VYM | VOO | SPY | EDZ |
4 | VYM | VOO | ERUS | VT | SPXL |
5 | HDV | QQQ | VTI | VTI | SPY |
6 | QQQ | PFF | SPXL | VOO | QQQ |
7 | PFF | VWO | EWZ | HDV | VTI |
8 | BND | TUR | VYM | VYM | BND |
9 | SPY | HDV | BND | SPXL | VYM |
10 | IVV | SPXL | IVV | EDZ | PFF |
参考のためS&P500のチャートを見てみましょう。
S&P500(過去1年)
今月の特徴として
S&P500やNYダウなど有名な指数は軒並み200日移動平均線を切っています。 このため大騒ぎになっているようですが、そろそろ落ち着いてきましたかね?!
しかしチャートを見る限り、一進一退を繰り返しているようですが、このようなときはやはり積極的にレバレッジ型でリターンを狙っていく人たちが多くなっているようです。
レバレッジ型ETF
有名なところではS&P500のレバレッジ3倍のSPXL(ブル3倍)、SPXS(ベア3倍) ブルとはプラスの300%、ベアとはマイナス300%となるので 値を上げたときはブルのSPXL、下げたときはSPXS有利となるETFです。
1日の株価の動きに対して300%の動きとなるので複利の効果も期待できるのですが、S&P500が値を下げたときも複利で減っていきますから注意ください。
そしてEDZも第3位にジャンプアップしてきています。新興国株式のベア3倍ETF、新興国株式が下がれば値を上げると言った代物です。
EDZの使い方でなるほどと思ったのは・・・米国の金利上昇や米中の貿易摩擦による経済的な不安定により新興国からは確実に資金が流出することは今年始めにはわかっていたわけです。つまりVWOなど新興国株式ETFは値を下げる事が今年始めにはわかっていたわけですから、このときにEDZを仕込んておく方法もあったわけですね。
EDZ・VWOチャート(過去1年)
米国の人気ETF、S&P500インデックスのVOOやSPY そしてVTIもトップ10に入っています。 やはりド定番ETFは人気がありますね、株価がどう動こうとも安心してみていられます。
当配当ETFとして人気なのがVYM、どうしてもVTIやVOOに比べればビハインドしていますが、その分 分配金が1%ほど高いということで悪くない選択です。
VTI・VYM・QQQ・VOOチャート(過去1年)
QQQはもろにグロース株式ETF、割高であることは否めないでしょうから 現在のような一進一退の局面ではどうしても株価を下げてしまうことがわかります。
それでもQQQの売買ランキングは6位となっているので、もしかするとみんなでQQQから逃げ出しているためランキングが上ったということでしょうか!?(^_^;) それにしてもランキングとチャートを眺めるといろんなことが想像できて面白いですね。
今後、上がるのか下がるのかは神のみぞ知るというところでしょうが、相場がどう動こうとも ご自分のルールを守って運用することは何より大切です。
何を購入すべきか・・・も大切ですが長期運用では成長市場に投資することが大切になります。
レバレッジETFは強力ですが、デメリットも知った上で購入しましょう。