世界最大と言ってもいいS&P500ETF、「SYP・IVV・VOO」をあわせて純資産額が60兆円を超えてきます。
それだけ支持されているETFであり、ウォーレンバフェット氏もS&P500への投資を推奨していることでも有名、投資初心者であればまずは要検討となります。
ただ、「SYP・IVV・VOO」を買う場合は円をドルに変換しなければならないことや買い付けや売却の手数料が5~20ドル(0.45%、マックス20ドル:SBI証券)とちょっとお高めとなっています。
このため初心者にはハードルがすこし高いといえますが、実はS&P500をベンチマークにした国内ETFはいくつか上場しているので、国内ETFを購入することも可能です。
1547:上場インデックスファンド 米国株式
1557:SPDR S&P500 ETF
1655:iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF
また国内ETFの手数料が無料となるサービスも充実してきています。 例えばSBI証券では10万円までは無料とか・・・となると投資初心者はこれらの銘柄から検討するのが良さそうですね。
コストを比較する
取引手数料が無料でも、経費として信託報酬はかかってきます。
銘柄 | ファンド名 | 信託報酬 | 純資産額 |
1547 | 上場インデックスファンド 米国株式 | 0.15% | 59億円 |
1557 | SPDR S&P500 ETF | 0.09% | 29億円 |
1655 | iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF | 0.15% | 26億円 |
信託報酬とはファンドの維持にかかる経費として毎年運用額に対してかかってくるコストです。 例えば「SPDR S&P500 ETF」で100万円運用していれば、年に900円(税別)の経費が引かれるわけです。
投資内容が同じであれば信託報酬は低いほどよいということになります。また将来のリターンは読めませんが、将来にわたってかかるコストは決まっているため信託報酬には気を配るべきです。
信託報酬を見ると、SPDR S&P500 ETF(1557)が抜きん出ています。 この0.09%とはSPYの経費率(信託報酬)と同じなのでSPDR S&P500 ETFが相当頑張っていることがわかります。(VOO・IVVは0.04%です)
また、ファンドは純資産額にも注意が必要です。資産が少なくなると運用が困難になって最悪は繰上償還なんてことにもなりかねないのですが、これだけあれば問題なさそうです。

国内ETFを選んだ場合のデメリット
個人的には国内上場しているSPDR S&P500 ETF(1557)で十分、売買手数料も実質無料にできるので少額からの購入も容易です。
国内ETFですから円で購入していますが、結果ドル資産を持つことになります。通貨の分散の意味でも問題ないと思います。
では米国ETFを買うのと国内ETFを買うのでは何が違うのでしょうか?
・為替の影響で「SYP・IVV・VOO」とはチャートが異なる
・為替がどう変わろうが、ドルで配当金を受け取りそのままドルで投資が可能
・「IVV・VOO」の経費率(信託報酬)が0.04%と格安
・1回の売買額が大きくなれば手数料は無視できる。
このような違いは気にしないのであればこれらS&P500の国内ETFは有力な候補になります。
S&P500ETFは人気が高く、取引額上位10の常連です。

レバレッジ3倍のS&P500も商品化されています。

S&P500と同等の人気を誇るVTIと比較しています。

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