米国株式VTIとS&P500/どっちかを組み込むべき?

米国株式に投資している方で「VTI」やS&P500インデックスのETF「SPY、VOO、IVV」を知らない人はほぼほぼいないでしょう。

Nyダウは過去100年以上右肩上がりで成長しており、米国は現在も世界経済の中心にありますが、「VTI」やS&P500インデックスのETF「SPY、VOO、IVV」は このような成長著しい米国株式へ幅広く分散投資しているのでどなたにでも勧められるETFです。

このためVTIやS&P500を自分のポートフォリオに組み込んでいる人は多いと思いますし、特に初心者の方であれば絶対に組み込むべきETFだと思います。

なお、S&P500は米国の優良大型株500社への投資となりETFとしては「SPY、VOO、IVV」が販売されています。 「VTI」は米国株式市場の99%を組み入れたETF 米国すべてを組み入れたETFと行っていいでしょう。

今回、これらの違いを確認してどちらを組み込むべきか確認します。

VTIとS&P500の仕様を比較

長期投資を考える場合はその運用コストを無視するわけには行きません。リターンは不確実ですが、コストは確実にかかるので同じ内容であれば安いほうがいいわけです。

実はS&P500の3つのETFは運営会社が異なり、インデックスは同じでもコストが異なっています。

ティッカー 運用会社 ベンチマーク 銘柄数 配当率 コスト
SPY State Street S&P 500  500 1.73% 0.09 %
IVV BlackRock S&P 500  500 1.73% 0.04 %
VOO Vanguard S&P 500  500 1.73% 0.04 %
VTI Vanguard CRSP USトータルマーケット・インデックス 3600 1.71% 0.04 %

こう見るとS&P500の中ではIVVかVOOがやや有利となります。またVOOとVTIの経費率は0.04%、配当率もほとんど差がありません。

投資スタイルから見える特長

米国の大型優良株500銘柄と米国全体を買うVTIの投資先はこの様になっています。

VTIの投資スタイル

S&P500の投資スタイル

S&P500は大型優良株で小型株・中型株が含まれていません。 VTIは小型・中型・大型株すべてを含んでいることがわかります。

またS&P500は優良株だけを組み込んでいるのですが、VTIは米国株式全体を組み込んでいます。 このためVTIには成績の悪い銘柄も数多く含まれることになります。

このような違いがパフォーマンスにどのように影響するのでしょうか?

VTIとS&P500のパフォーマンス

過去5年のVTIとVOOのチャートを比べてみると、ほとんど差がなく気持ちVOOのほうが上ですね。

過去5年のチャート比較 

リーマン・ショック後のチャート比較

リーマン・ショック後のチャートを見るとVTIの方がパフォーマンスが良さそうです。大型株式だけのS&P500よりも小型・中型株式を組み込んだVTIの方が右肩上がりの市場では有利なのかもしれません。 ただその差は僅差です。

トータルリターンもほぼ差がありません

VTIとS&P500を比較し、コストもパフォーマンスもほぼ同じとなっているので、結論はどれを選んでもOKということですね、あとは好みの問題です。

VTIとS&P500は好みで・・・

S&P500の選定基準は多岐にわたりますが、その1つに「直近の四半期および直近の連続4四半期で利益が黒字であること」が盛り込まれています。

つまり世界一厳しい米国市場で黒字を出し続けられるだけの優良企業が選定の条件です。また、基準を大きく逸脱すると銘柄の入れ替えが実施されるので常に優良企業だけが組み込まれていることになります。

一方VTIですが、米国株式全体を買うため3600もの銘柄に分散されています。ただS&P500が優良企業に限定して組み込んでいるのに対して、VTIは米国丸ごとですから成績イマイチの銘柄も入ってきます。 ただそれでも優良株式とパフォーマンスが変わらないのは優良な小型・中型株も組み込まれていることによるのでしょう。

このため、景気が伸びている状況ではVTIの小型・中型株が良い結果を出してくれそうです。

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