米国リセッションの兆候/米長短金利差に注目

強気相場の米国株式ですが、いつかは景気後退することは間違いありません。その為、常にリセッションが起きてもいいようにCASHの比率を適正に保つ、とかAGGとか債権ETFを組み込むとか作戦を練っておかないと、いざリセッションが発生したときに冷静な対応ができなくなってしまいます。

そしてできればいつ発生するのかその兆候がわかれば更に安心ですが、流石に未来を予測することは誰にもできないので普段からの備えが大切ということでしょうね。

ただ景気拡大や縮小といった景気判断に用いられる指標は存在します。 例えば「ISM非製造業景気指数」、 しきい値が50で、この指数が50を切れば景気縮小、50を超えれば景気拡大というように使われています。

他にも景気後退の兆候を見るものとして「米長短期金利差」というものも有名です。 長短金利差がマイナスになると1年位で景気後退黒面に至るというものです。

米長短期金利差とは

市場では先々金利が上昇するとの予想のもとでは長期金利は短期金利を上回りますが、金利が低下するという予想のもとでは逆の減少が起こります。 そして過去の経験則上、長短金利差が逆転すると1年後には景気後退が訪れています。

米長短金利差

グレーで示されているところでリセッションが起きています。
米国の長短金利差を見てみると、確かに長短金利差が逆転してから1年程度でリセッションが起きていることがわかります。

そして、今年の8月に長短金利差が0.2を切るところまで来ています。マイナスに落ち込むまであまり余裕がない状態になっているところには注目したいところです。

過去1年の米長短金利差

米国は近い将来リセッションするのか?

近い内に米国のリセッションがあるかどうかは・・・難しいでしょう。 確かに長短金利差がマイナスになると、過去の例を見れば注意信号と言えます。 まだマイナスにはなっていないものの過去の経験からはそろそろ注意が必要なレベルとも言えます。

米国経済については今年から税制改革による減税により雇用や賃上げ効果が本格化しています。 FRBの利上げ継続により短期金利が上昇する傾向でが、長期金利も順調に上げてきており、3%を超えてきました。

こう見ると超金利差は縮小するもののリセッションが発生するのか・・・と言われれば 今はそのようには思われません。

しかしリーマン・ショック後すでに10年も右肩上がりで成長しており、米中貿易摩擦の影響も考えれば、リセッションはいつ起きてもおかしくないとして準備を進めるいい機会かもしれません。

ただリセッションの準備としてCASHの割合を増やすことは単純に機会損失ですし、かと言ってCASHが少なければリセッション時に何もできなくなってしまいます。 景気拡大がいつまで続くのかは誰にもわからないのであれば、このような指数に踊らされるのではなく自ら決めた運用方法を守っていくことが良い結果につながると思います。

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