個人投資家の投資状況/国内投資と300万円未満が最多

雑記
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日本証券業協会は個人投資家の意識調査の結果を公表しました。 これによると株式や投資信託、公社債の保有額は 100万円~300万円未満が最多という結果が出ています。 内容を少し検証してみましょう。

証券(株式・投資信託・公社債)の保有額

証券の内訳は株式が最も多く80.8%、投資信託が53.0%、公社債は13.6%となっています。 (複数回答あり)

ちなみに公社債とは債権全般のことを示します。 国や地方公共団体が発行する公共債と民間の企業などが発行する民間債をあわせたものですね。

株式の割合が大きいことがわかります。株式ですから個別銘柄を購入してるの人が全体の8割ということ、一方で様々な株式や債券の分散投資している投資信託は全体の53%と約半分の人が投資信託を利用していることがわかります。

証券(株式・投資信託・公社債)の保有額


また、保有額のグラフを見ると以下のように100万円から300万円未満の割合が21.2%と最も多く、1000万円を超える人は全体の約25%であることがわかります。

1000万円を超えてくるとリターンも保有額に比例して大きくなるので、投資をしている! という実感が大きくなってくると思います。 例えば1000万円で2%の配当が得られるとすると、20万円/年が黙っていても入ってくるわけですから・・・

ちなみにVYMの配当は3%弱、税引き後でも2~2.5%程度になりますし、PFFに至っては約5%なので税引き後でも4%は分配されます。

そんなに貰えるの!? いやいや米国国債の利率がどれも3%弱なので これだけ分配されても別におかしくありません。

また、単純にHPや雑誌などを見てみると、有名な方はだいたい金融資産が5000万円を超えているような印象、私もそこを目指したいと思っているわけですが そのような人たちは全体の5%を切る少数派であることがわかります。

株式投資の状況

株式ですが一体どこに投資しているのでしょうか? 日本証券業協会のデータによれば国内株式への投資が約97%と大きいことがわかります。 やはり個別銘柄となれば情報の取りやすい日本株式に焦点が当たるのは仕方ないですよね。


株式保有額は100万円から300万円未満の割合がやはり23.8%と最も多く、保有額500万円未満でみれと全体の約7割となっています。 平均でいえば約760万円の株式を保有していることになります。

株式に限定すると5000万円超えの方は約3%まで減少します。

投資信託の保有状況

普通は情報の取りやすい日本を投資対象とするのでしょうが、長期運用・分散投資を考えるのであれば日本はあまりいい市場ではないと考えています。 今の株価は日銀の金融緩和で実現しているので、日銀が国債や株式を 買わなくなったときはどうなるのか読めないからです。

その意味では米国企業の強さなどから米国株式へ投資する投資信託がおすすめとなるのですが、ここのところはどの様になっているのでしょうか?

詳細は公開されていませんでしたが、約24%の方が外国投資信託を利用しています。

投資信託保有額

1000万円以上の保有が15.6%、ここでも100万円から300万円未満の割合がやはり23.8%と最も多く25.2%となっています。

ざっくりとまとめると、個別株式では日本への投資がほとんど、投資信託では半分の方が国内への投資となっています。 あえて海外の投資信託を持つ人の割合は2割強となっています。

資産としては100~300万円未満が最多で1000万円を超える人は約25%、投資信託・個別株式では各々約16%という結果です。

1000万円にこだわって書いているのはやはり投資のリターンを実感するのがこのくらいから、幸い私もかろうじてこのレベルに引っかかりましたが、まずはなんとかここまでたどり着いてほしいと思っています。 2%の配当では何もしなくても20万円/年が手元にくるわけですからやはり大きいです。

そのためには投資をするための資金を貯めることや毎月の積立投資は大切、若いうちから投資をスタートさせるのが成功の秘訣です。

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