実際に今買われているETFのランキングをチェックています。 保有残高ではなく買い付けした金額の順位なので今どのようなETFが人気なのか見えます。
なお、今回取り上げた買い付け金額ランクは、あくまでも今の相場環境をみんながどのように見ているのかが反映されているランキングです。
海外ETF買い付けランキング
今年の6月の買い付けランキングと7月、9月を10位まで並べてみました。 いかがでしょうか? 買い付けたETFあるでしょうか?
銘柄名 | |||
順位 | 6月 | 7月 | 9月 |
1 | VT | VT | SPY |
2 | VOO | VTI | QQQ |
3 | VTI | VYM | VOO |
4 | VYM | VOO | ERUS |
5 | HDV | QQQ | VTI |
6 | QQQ | PFF | SPXL |
7 | PFF | VWO | EWZ |
8 | BND | TUR | VYM |
9 | SPY | HDV | BND |
10 | IVV | SPXL | IVV |
6月:楽天証券6/1~6/31の買い付けランキング
7月:楽天証券7/1~7/31の買い付けランキング
9月:楽天証券9/16~9/22の買い付けランキング
S&P500チャート(過去1年)
過去1年のS&P500のチャートを見てみると、1月末に調整が入っていますが5月頃からは順調に価格を上げています。 8月末にはS&P500は最高値を更新、相変わらず米国は強いですね。
S&P500インデックスETF好調
今年の6月といえばS&P500の株価が上がり始めた頃なので7月~9月とみんなが強気でETFを選んでいることが想像できます。 ランキングを見ると特徴的なのがS&P500インデックスのSPY・VOO・IVVの順位が上がってきているのと、S&P500の3倍レバレッジ型であるSPXLも6位と順位を上げています。

右肩上がりが期待できるS&P500にブル3倍とくれば多少手数料が高くても確かにキャピタル期待できますからね。
ERUSはロシア株式
ERUSはロシア株式に投資をするETFですが なぜ今4位? 6月も7月も10位までは入っていませんが突然上位に食い込んできました。 この理由については良くわかりませんが、バーゲン状態と判断している人が増えたということですね。
ちなみに、組み込み銘柄は29、過去12ヶ月の分配金利回りは3.35%、経費率は0.62%となっています。
EWZはブラジル株式
EWZはブラジル株式ETF、これもERUS同様に突然7位に入ってきました。 為替レートを見てもトルコリラの暴落のように通貨が下がってきたので購入ということでもなさそうですし、チャートを見ても上がりそうな雰囲気を感じません。 新興国投資はかなり難しそうです。
ちなみに、組み込み銘柄数52、過去12ヶ月の分配金利回りは2.96%、経費率は0.62%となっています。
また、米国全体へ投資するVTI、米国高配当大型株のVYMは相変わらず安定して人気ですね、保有額ランキングでも上位にありますすし、VTIのパフォーマンスはS&P500と同格かやや上ですからね。
ランキングを見ると大きく伸びそうなブル3倍のSPXLやS&P500インデックスが順位を上げています。 今後、米国株式が更に更に成長すると判断している人が多いことからこのような結果になっているものと思います。
ただロシアやブラジル株式への投資も順位を上げたのはその理由が想像できません。わからないものには投資をしないということでERUSとEWZについては別途調査ですね。
初めてETFを購入するのであれば保有残高のランキングを見たほうが良いかもしれません。保有残高のランキングは日本人にとって信頼がおけるETFと考えられるのでランキングは参考にしても良いですね。

どなたにもおすすめできるのがランキングでも安定しているVTIです。 S&P500が大型株500銘柄を対象にするのに対して、米国株式のほぼ全体4000銘柄を組み込んだETF、分散度合いが大きいことから私はVTIを選んでいます。

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