なぜお年寄りは資産形成に不利な投資信託を買うのか?

株式投資
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資産形成に向かない投資信託の代表例として 毎月分配型がありますが、資産形成には向いていない一番の理由は 一般的手数料が高い、複利の効果が得られないという長期運用で資産を増やすことを考えると致命的なものだと考えています。

 

何故かお年寄りには人気で、購入する人があとを立たないと聞きます。 うちのおふくろもかなりの高齢で 一人暮らしのため まわり相談せずに 勧められるまま毎月分配を購入したみたいです。

 

 

 なぜ資産形成費不利な投資信託を買うのか?

話を聞いてみると勧められる投資信託がすべてアクティブ運用の毎月分配型しなく、選択する基準は 投資先がなにかというだけだったみたいです。

 

・毎月お金が払われるので 施設に入っても そのお金で施設の費用を支払えます。
・もし自分が死んでも子供に引きついで、子どもたちが毎月分配金をもらえる。

という、セールストークにも なるほどと感心したようです。

 

販売、運営する側にとって美味しく、資産形成に向かないファンドしか紹介しないとは・・・ 情報弱者は搾取されるままですね、特にお年寄りは一般的に情報が少なくこの傾向が強いと感じました。

 

 

お年寄りが不利な商品を買わなくて済むために

お年寄りは通常ネット証券は使わずに、店舗で購入することが多く、おふくろの場合も店舗で購入していました。

すると運用状況は年に数回手紙が来るのだけなので リアルタイムの運用状況などがよくわからないままです。 お金が毎月入ってくるので安心 でも気がついたら大損していたということ・・・

 

今回 「***US-REIT(毎月決算)****」 を購入したおふくろから たまたま投資信託について相談を受けたので すぐに基準価額の推移 分配金支払合計を確認しましたが、 すでに 現在の時価+分配金をあわせて 投資額の2割ほどマイナス  また これ以上基準価額が上る可能性はないのでは と 素人でもわかるような状況でした。 これから先 持っていてもトータルで損をするのは見えていたので残念ながら2割マイナスのままやめることに・・・

 

セールス:
今は円高が進んだので下がっていますが、円安になれば元のレベルの戻ります。
私(心の声):
数年で大きく円安になる見込み薄 そのうち分配金が支払えない or 更に価格が下るハズ。 つまり損失は増える。
セールス:
10年待てばもとに戻るでしょう。
おふくろ:
そんなに待っていたら死んでしまうでしょ
セールス:
・・・・

 

よほどやめてほしくなかったようで しつこかったですね。 投資の基準価額の推移を見れば 今やめないと もっとやばくなるのは素人でも想像つきます。 極端に円安でもなければ ただ損を増やしていくだけの状態と思われました。

 

今後 注意してほしいことを幾つか話そうとしたのですが とりあえず・・・毎月分配の投資信託には手をださない。

コレをおふくろと共有出来ただけ、そして高い勉強代を払ったということで終了です。

 

後日・・・セールスの新たな手口!?
その後もセールスから色々と声がけされているようです。 ただ、毎月分配はもうしないと明言していたおふくろに対してセールスが持ってきたのは 発売されたばかりの毎月分配ではない とっても良いものらしいです。

 

投資信託をやめたので、その分のお金が手元にあることが知られています。 このためセールスも食らいついてきますね、周りに相談できる人がいないとヤバイ状況です。

そこで・・・もし興味のある投資信託があっても必ず私に連絡を入れ勝手に決めないことに。

 

おふくろのお金なんで「勝手に決めない」は言いすぎかもしれませんが、セールスは色々な良さげな商品をじゃんじゃん紹介してきます。 しかも、投資家にとって良いとは思えないものばかり。 でも いつの間にか のせられてしまい わからない投資信託を買ってしまうのが見えていたので、

 

これに対する対応は、商品を紹介されたら 息子に相談します。
もしくは、詳しい**さんに聞いてみます。
・・・と言うことにました。

 

セールスが次に持ってきた良いファンドとは

ちなみにセールスが持ってきたとっても良いものとは・・・
次世代モビリティオープン(為替ヘッジなし)

投資信託説明書をみると
・使用開始日 2018年3月12日
・基準価額・純資産の推移
⇒該当事項はありません。
・分配金の推移
⇒ 該当事項はありません。
・ 主な資産の状況
⇒ 該当事項はありません。
・年間収益率の推移
⇒該当事項はありません。なお、ファンドにベンチマークはありません。
・購入時手数料 3.24%
・信託報酬 1.77%
・信託期間  2028年3月10日まで(2018年3月27日設定)
ただし、投資者に有利である場合等は、信託期間を延長することがあります。

等々・・・
つまり、始まったばかりのファンドなので過去の実績は不明、手数料は他のアクティブファンドと変わらず、運用期間は10年。 また、投資先は「次世代モビリティ 社会」を実現する過程において成長が見込まれる企業への投資 を通じて、投資信託財産の成長を目指したい」と設計書に書いてあったのですが具体的に何に投資するのかよくわかりません。

つまり、あえてこのファンドを買う理由がわかりず、 確かに毎月分配ではありませんが 過去の実績もわからない ベンチマークもない というアクティブファンド ⇒ 私は買いたくないです。   ということで、しばらくは おふくろのところに様々な商品が持ち込まれると思いますが 間違いなくすべて却下でしょうね。

 

 

資金を眠らせておくのはもったいない という心理を突こうとさまざまな手を売ってくるとおもいますが 残念ですけれどそのセールスから紹介されるファンドはすべて却下です。

 

また、良いなとおもう投資信託やETFはネットでしか購入できず、 おふくろは自力で購入できません。 しかも資金を眠らせておくのも 確かにもったいない。

 

そこで思いついたのは 積立NISA 対象商品 金融庁のお墨付きが得られたファンドしか買えないということらしいので これらから選ぶのがいいかもしれません。  このへんは少し調べてみたいと思います。

 

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