楽天VTI配当金への課税繰り延べ効果は意外とでかい

当記事、訂正します。
残念ながら分配金の再投資設定で課税の繰り延べ効果があるとして記事を書きましたが、残念ながら繰り延べ効果はないこと確認しましたので修正します。(2018/10/25)
楽天証券 カスタマーサービスセンター
 さんから 自分宛
平素より楽天証券をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
お問い合わせの件につきまして、ご案内申し上げます。投資信託の分配金が再投資される際には、税引き後、
手数料無料で自動的に全額再投資されます。

楽天証券カスタマーサービスセンターに問い合わせをした結果です。 分配金が再投資される場合は税引き後の再投資となっているので残念ながら税金の繰り延べ効果はありません。 したがって繰り延べ効果は期待できない事になります。

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私が米国への投資を始めようと考えたころに楽天VTIが発売されました。 直接VTIを買うことのハードルの高さからちょっと米国への投資をためらっていたのですが、簡単に投資信託としてVTIが買えることで、米国投資を始めたことになります。

ご存知の通りVTIは米国全体の株式 約4000銘柄を組込んだETFで経費率が0.04%と低く過去からのパフォーマンスも良好な米国でも人気のETFです。

このETFが投資信託で気軽に買える様になったので少額から始めてみた・・・という感じです。

楽天VTI

正式名称は「楽天・全米株式インデックス」です。 米国のVTIを投資対象とした投資信託、信託報酬が本家の0.04%に+0.12%して0.16%と気持ち高くなりますが、それでも十分に安い設定です。

VTIは1注文あたりの手数料が以下のようになっていますが、楽天VTIはノーロードで売買に手数料はかかりません。このため楽天VTIは少額からの投資が行いやすい商品です。

米国株式(SBI証券)
約定代金の0.45%(税込0.486%)
⇒ 最低手数料:5ドル(税込5.4ドル) 上限手数料:20ドル(税込21.6ドル)

配当金への課税

米国では配当金に10%課税されますが、更に日本で約20%課税されます。 このため配当金への課税はトータルで約28%となります。

そして楽天VTIは配当をそのまま再投資が可能であり、配当が無いのですから日本での税金を繰り延べすることができます。

配当金課税
VTI   約28%
楽天VTI  10%

この税金繰り延べ効果が長期運用の中でどの位 効いてくるのか、もしかすると本家VTIよりも楽天VTIのほうが良い成績なるのではないかと気になりパフォーマンスにどのくらい影響してくるのかシミュレーションしてみました。

再投資のシミュレーション

VTIの配当は1.7%程度ですが、楽天VTIは配当を再投資することで配当に対する税金の繰り延べが可能、つまり長期運用時の複利の効果が高まります。

今回は100万分を一括購入したときのリターンを考えます。 考慮するところは経費率の違い、再投資したときの税金の違い、今回は購入手数料、為替は考慮しません。

経費率 
 楽天VTI 0.16%/年
 VTI   0.04%/年

配当にかかる税
 楽天VTI 10%
 VTI   28%(米国10%、日本20%)

成長率 4  %
配当  1.7%

計算結果
結果を見ると10年ではほとんど差が出ませんが、20年を超えると見過ごせない大きな差になってきます。 更に今回VTIの購入手数料(再投資にかかる分)をカウントしていませんのでこの差は更に大きくなりそうです。

単純に経費率を考えれば0.12% 楽天VTIのほうが高い、このため楽天VTIのほうがその分パフォーマンスが悪いと考えていましたが、再投資にかかる税金を考慮すると、逆に楽天VTIのほうが有利となっています。

また、楽天VTIははじめから外国税額控除はなく、VTIでは利用可能です。 この外国税額控除を使えばこの差はかなり埋まるものと思いますが、2重課税された分すべてが戻ってくるわけではないことを考慮すれば、楽天VTIもVTIもリターンにはほとんど差がなくなりそうです。

楽天VTIはノーロードで購入時の手数料が無いことから 少額から気軽に投資可能、積立や再投資も自動で可能なので どっちが良いかと言われれば 単純に万人におすすめできるのは楽天VTIと言えそうです。

米国ETFの配当には米国10%、日本約20%の税金がかかります。 2重に課税されているので「外国税額控除」当仕組みで還付を受けることが可能です。

米国ETFを購入する場合、その配当金には米国で課税され 更に日本でも課税されます。 これでは税金が二重にかかることになるので 税の更正性確保...

楽天ヴァンガードシリーズの手数料についての考察です。0.12%の差はありますが投資にかかる手間を考えれば安いものと言えそうです。

楽天ヴァンガードリシーズは米国のバンガード社が運営するETF4種類に対して投資を行う投資信託、バンガード社のETFを買う投資信託ということに...

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