EMBは新興国債権ETF/VWOBとの違いを確認

EMBの正式名は「iシェアーズ J.P.モルガン・米ドル建てエマージング・マーケット債券 ETF」 で新興国への債券投資となっています。 インデックスは「J.P. モルガン・エマージング・マーケッツ・ボンド・インデックス・グローバル・コア・インデックス」を採用しています。

投資対象は417となっており分散としては十分かと思います。 また同じ新興国債権のVWOBの約1000銘柄の半分というのも差がありますね。 分配金利回りが4.88%と新興国らしくかなり高め、この辺はVWOBが4.6%でしたがらほぼ同じとなっています。 設定日は2007年、経費率は0.4%、純資産が136億USドルです。

格付別構成比率

組み入れている銘柄の格付けを確認しましょう。同じ債権ETFのVWOBと比べて見ます。

EMB

一般にBB以下は不投資適格とされるため半分弱は投資不適格を含んでいるようです。

VWOB

VWOBはBaa未満が4割、一応Baaまでは投資適格とされています。 このため4割程度の投資不適格を含んでいるという事になります。 EMBもVWOBもそれなりにリスクを取りに行っているので、配当が高めとなっているようです。

過去のチャートを確認

過去10年EMBチャート


過去10年を見るとリーマン・ショックの時の値動きがわかります。 このチャートを見ると約25%ほど下落してり、これが為替の影響なのかどうかはわかりませんがいずれにしてもディフェンシブとは言えないETFであることがわかります。

過去5年 EMB・VWOBチャート


このチャートを見るとほぼおなじ動きをしていることがわかります。 組み込み銘柄や組み込み銘柄数が全く異なるのですが、かなり似通っていることがわかります。

新興国債券の保有の意味を考える

そもそも、新興国の債券投資の目的をどう考えるか?ですが これらのETFを見る限り 0.4%程度の格安の手数料で4~5%の分配金が得られるというのが一番の魅力になるものと思います。 通貨も米ドル建てなので為替を気にしなくてもいいのがポイントなのかもしれません。

ただ債権にはディフェンシブな特性も期待したいのですが、リーマン・ショック時のEMBの値動きを見る限り、世界規模な暴落が発生したときにディフェンシブな動きは期待はできないものと思われます。

以上のことから考えると、景気が安定しているときに高配当を享受する商品として新興国債権が有効、景気が不安定になれば新興国は真っ先に資金が引き上げられますから注意が必要ということでしょうか。(あくまでも主観です)

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