リーマンショックから10年/リスク許容度を改めて考える

2008年9月にリーマン・ブラザーズが破綻し、世界中の株式市場が大幅に下落しました。 NYダウチャートを見ると2008年9月からの落ち込みは半端なく、1年以上の期間株価が下がり続け、最終的に株価は約半分までさがっています。

短期間の下落であればいいのですが、リーマン・ショックのときは1年以上下がり続けていいます。 この1年以上というのが怖いところです。

株式は必ず暴落しますし、その後時間を掛けて右肩上りに成長していきます。 つまり「暴落に備えてポジションをとること」と「暴落時に冷静に買い増ししていかなければならない」ことがポイントになるはずなのですが・・・

次の暴落時に、1年間以上下がり続けたらそのうち狼狽売りしてしまわないだろうかという心配です。 もし売ってしまったら、売らずとも買い増しできなかったら せっかくの株価成長の果実を取り逃がしてしまう事になりますからね。

リスク許容度を改めて確認する

これは一重にリスク許容度が小さいために発生する可能性があると考えています。 ここには心の弱さも含まれると思っています。

生活費を投資に回さない:
これは投資の基本だと考えています。 つまり近い将来使うかもしれないお金を投資につぎ込むということはその時に成長していればいいのですが・・・リーマン・ショックのときは暴落が発生すると下落している期間はのときに1年以上、それから元の金額まで回復するまで更に1~2年マイナスが続きます。

つまり3年以上の期間は含み損となる可能性が高いので近い将来に使うお金を投資にまわしてはいけないのです。・・・と考えています。 少なくとも10年以内に使う予定があるのであれば投資に使うべきではないでしょうね。

適切なポジションを確認する:
何を持って適切とするかは色々と意見があるものと思いますが、少なくともキャッシュポジションは意識する必要があると思います。 キャッシュポジションがなければ暴落したとき見守ることしかできません。

キャッシュポジションは20~30%という方が多いようです。ただもっている資産の内容や割合でも変わるかなと思います。 また決めたパーセンテージを必ず守ると言うものでもありません。

リターンを得ることを考えれば株価が上がりきったときにキャッシュ比率がMINで、下がりきったときなMAXが望ましいわけですから。

投資を行う上でポートフォリオ上のCASHの割合を管理することは大切と言われます。 ポートフォリオの上と書いたのは日々の生活の中で使う予定のあ...

また株式と逆の関係があると言われる債権ですが、チャートを見るとAGGやBNDも株価暴落時には大きな支えになってくれそうです。 リーマン・ショック時の値動きを見てみるとほぼ影響を受けていないように見えます。 さすが米国投資適格債権へ分散投資してあるだけのことはある。

SPY/BNDチャート

ただ、暴落が起きたときにも債権ETFは影響を受けない・・・とは言い切れないのでくれぐれもキャッシュポジションをすべて債権で保有するなどはやめたほうがいいです。

どこまで落ちるか心の準備を・・・

一番心配なのが1年以上下落し続けたときに、冷静に売買できるだろうか?ということが心配です。 このためにはリーマン・ショック級の下落が発生したときにどこまで株価が下がるのか想定しておくことが一番ではないでしょうか?

リーマン・ショックは100年に一度の金融危機と言われていますので過去100年に同様の規模の暴落がなく、投資家のみなさんが想定していたリスク許容度をあっさりと超えたものと推測します。

このため、リーマン・ショック級の暴落を前提に考えればS&P500やダウ平均で半分くらいまで下落する。 そして日本円換算では当時のレートが105~110円 そして2012年に80円まで下がっています。

つまり暴落は半分くらい、為替で更に2割ほど下落すると考えて心の準備をしておいたほうがいいかもしれませんね。

次の暴落や株価下落のがあったら是非購入したいのがPFF、トータルリターンではVTIなどの株式ETFよりビハインドしていますが、暴落後に比較的短時間で回復していることと高配当なのが気になります。

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