米国ETFの保有残高ランキングを整理します。保有残高ということは皆が持っているもののランキングなので流行りなどで左右される可能性は低く大いに参考になります。
米国ETF保有残高ランキング
保有残高ランキングを10位まで並べました。 いずれも皆が知っている有名ETFばかりです。 (楽天証券より2018年7月実績)
1 | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
2 | PFF | iシェアーズ 米国優先株式 ETF |
3 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
4 | VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
5 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
6 | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
7 | SPY | SPDR S&P 500 ETF |
8 | HDV | iシェアーズ コア米国高配当株 ETF |
9 | IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF |
10 | TOK | iシェアーズ MSCI コクサイ ETF |
やはり、S&P500をベンチマークにしたVOO・IVV・SPYは超人気、すべてベスト10に入っています。

また全世界へ投資するVTも信頼性が高く保有している人ランク1位という結果です。やはり世界中へ分散投資する安心感が日本人に受けているようです。
以外だったのはPFFの保有残高の高さ、確かに配当が5%付くのでインカム狙いの方には人気だとは思っていましたが、まさか第2位とは思っていませんでした。 様々な金融系企業に分散投資した上で配当が5%というのはたしかに魅力的です。

VYM・HDV共に米国ETFを代表する高配当株式ETFです。いずれもインカムとキャピタル同時に狙える優良なETF、ちがいはエネルギー関連の違いです。

最近はSPYDという低コスト高配当も販売されています。 不動産系の組込が多いのが気になりますが、検討に値するコストの低さです。

海外ETF買付けランキング
こちらは買付けランキングです。今の流行りのETFの順位、保有ランキングとは異なり、「TUR・iシェアーズ MSCI トルコ ETF」や「SPXL・Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF」など面白そうなものも入っていますね。(楽天証券より2018年7月実績)
1 | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
2 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
3 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
4 | VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
5 | QQQ | インベスコQQQ 信託シリーズ1 |
6 | PFF | iシェアーズ 米国優先株式 ETF |
7 | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF |
8 | TUR | iシェアーズ MSCI トルコ ETF |
9 | HDV | iシェアーズ コア米国高配当株 ETF |
10 | SPXL | Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF |
保有残高ランキングと、買付けランキングでどちらもベスト10に入るETFは人気と実績があるということ、確かに米国王道ETFが並んでいます。
また米国の利上げの影響か債権ETFのBNDは見当たりませんね。
VT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
日本では超人気のETFです。 米国の組込割合が50%を超えるのが気になりますが、世界中への分散投資、米国に偏らないという意味ではほっぽらかし運用ができるすぐれものと思います。

VTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
米国の大・中・小型株ほぼすべてを組込んがETFです。 組込銘柄も約4000と分散も進んでいるのでどなたにでもおすすめできます。

S&P500:VOO
VOO・SPY・IVVいずれもS&P500をベンチマークにしているので大きな違いは経費率となります。 今回保有額ランクではこれら3っつは入っていても買付けではVOOしか入っていないということは経費率の違いで人気に差が出ているようです。
PFF:iシェアーズ 米国優先株式 ETF
やはり人気が高いですね、保有額でも買付けランキングでもトップ10に入っています。 私は一度売りましたが、株式暴落時には買いたいと思っています。
ざっと米国ETFの保有額・買付けランキングを見ましたが、やはり王道のETFが名を連ねています。 いままで投資をしたことがない、米国ETFは初めてというのであればこれらの中から始めるのは間違いない選択だと思います。
あとは株式はいつかは暴落するのでその時の心構えがあればきっと資産が築けるはずです。

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