将来有望なテーマへ投資するファンド=要注意

最近窓口で紹介されるファンドについて調べる機会が何度があり、気になったことがあります。 それは その時々で話題のテーマに投資するファンドが未だに多いこと、AI関連の銘柄へ投資するファンドや自動運転、ちょっと前では太陽光や資源国ファンドなどです。

ポイントは今後発展が予想されるテーマに関連する企業に投資をする投資信託、テーマとはAIとか自動運転とかです。

つまり将来性のあるテーマ関連の企業に投資をするのでリターンも見込めるというわけです。 例えばマイクロソフトやAPPLE、Amazon、フェースブックなど大きく成長していますが、このようにおおきく成長する分野に関連する企業へ投資をすることで大きなリターンを得ようとするもので、

成長分野へ投資するメリットを説かれれば、投資の経験が無い方はほぼ納得してしまうのではないでしょうか?

市場の発展と企業の発展は別問題

AIやITの市場が発展していくことはもはや疑いようがない事実だと思います。 ただ、市場が発展しても投資した関連の企業が必ずしも成長するとは限らないという事も知っておくべきです。

市場が発展すれば新規参入も増えて競争も激化します、もし価格競争に陥れば各企業の利益が圧迫され、結果株価も下落する可能性があります。

また、あるテーマに特化するので発展しているうちは良いのですが、基本ブームはブーム、それまで過熱気味だったものがあるところでパタッと止まって適正な価格まで下落していきます。

例えばシェールガス関連の「MLP関連証券ファンド(H無)」のチャートを見てみると分かる通り、人気のあるテーマなのではじめは値が上がっていきますがある程度のところで適正な値に落ちていくのが見て取れます。

MLP関連証券ファンド(H無)

人気商品と新商品は要注意

人気のあるテーマをファンドにしているので、ファンドを設定したときは常に右肩上がりとなります。 そしてある程度熱が冷めたら適正な値に戻っていくのがテーマ型の一般的な流れ、MLP関連証券ファンド(H無)も設定当時は上昇しています。

ここから見えるのは「人気がある、新しい」ファンドには要注意ということ、人気があるというのは既に多くの人が良い!と言っているわけですから既に価格が割高になっている可能性が高いと言えます。 

皆の期待をうけ適正値よりもかなり高い値がついているならば人気の絶頂期まであと一息、そしてその後は適正値まで下落していくのがテーマ型の運命です。

MLP関連証券ファンド(H無)の場合はピークから約半分まで落ちたところで安定しているのでピークの株価はその半分が期待値だった、割高だったということですね。

人気がある新製品は基本このパターンです。もっとも既に長い歴史のある指数をベンチマークにする新商品というのであれば話は別ですよ。

担当者の説明を黙って聞いているとAI市場が拡大すること、イコールAI関連の企業に投資する投資信託も値上りが期待できる。ということを刷り込まれてしまいそうです。

そして実際にテーマ型のファンドを買った人に、いくらヤバイよと説明してもしばらくは値が上がり続けますから聞く耳持たず、そして実際に下がり始めてから慌てて売る、損を確定させたくないのでどうして良いかわからなくなり更に損をするわけです。

窓口での購入では実に46%もの人たちがマイナスになっています。 その理由として金融庁がレポートをまとめています。 テーマ型のファンドもその理由のひとつです。

少し前に「金融庁 投信販売で共通指標を導入」ということで記事を書きましたが、そもそもなぜ投資信託をしている人の46%は運用成績がマイナスにな...

また、投資をしている人の8割が損をしていると言います。その心理をまとめました。

いままで約5年間セゾン投信から資産運用を初め、 いろいろと投資について勉強してきました。  そこで感じたことを一度まとめておきますの...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする