超低コスト&高配当ETFのSPYD/定番高配当のVYMとの違い

「SPDRポートフォリオETFシリーズ」は先月に超低コストとして14種類のETFが販売されています。 それぞれ特徴がありますが、今回は高配当ETFのSPYDについて見てみたいと思います。

高配当ETFとなればVYMやHDVが有名ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

SPYD:SPDR® ポートフォリオ S&P 500® 高配当株式 ETF

ベンチマークは「S&P 500® 高配当指数は、配当利回りに基づき、S&P 500® 指数の採用銘柄のうち配当支払い上位80銘柄の パフォーマンスを計測することを目標とする指数です。」(目論見書より)

経費率 :0.07%
配当利回り :3.90%
組み込み銘柄 :80

経費率はVYMやHDVの0.08%よりも安く設定されており、この中では最安の0.07%となっています。また配当利回りもVYMが約3%弱、HDVが約3%強であることを考えれば高い配当を実現しています。

組み込み銘柄はVYMが約400なのに対してSPYD,HDV共に約80となっています。VYMが一番分散されており、結果配当は低め SPYD、HDVは組み込み銘柄の違いによって配当利回りが異なっている。 というイメージでしょう。

組み込み銘柄について

SPYDの組み込み銘柄について確認してみます。 HDVと同程度の数の企業を組み込んでいるのですが配当利回りが異なっていることからここにSPYDの特徴があるようです。

SPYD

HDV

VYM

VYMはテクノロージーや金融、消費財、ヘルスケアで半分以上を占め、HDVとの違いは大きくエネルギーとテクノロジーの違いと見ることができます。

SPYDについては少し異なったセクタの割合が多くなっています。 不動産や公共事業の割合が非常に大きいことがわかります。 公共事業については高配当でディフェンシブ銘柄が多いことから組み込まれる割合が高いのは理解できますが、不動産が組込率第一位になっているのはかなり珍しいと思います。

SPDYのパフォーマンス

では過去5年の高配当ETF、VYM・HDV・SPDYのチャートを見てみましょう。

2015年10月以降


VYMの成績が良いですね、不動産を多く含んだSPDYもそれに続いています。 HDVがややビハインドという結果です。 VYMは高配当を受け取りながらもキャピタルも狙えるETFとなりそうです。

SPYDはVYM以上に高配当なのでトータルリターンではかなり期待ができます。

2015年10月以降(トータルリターン)

結果はSPYDが一番パフォーマンスが良いという結果になりました。 ただSPYDは2015年10月より発売しているので運用期間は3年弱といったところです。 過去の実績が乏しいということは念頭に置くべきかと思います。

また公共事業や不動産の率が高いので、ここをどう見るかというのが選ぶ時のポイントとなりそうです。

今回SPYDを中心にVYM,HDVを比較してみましたがいずれも特徴がはっきりしており、不動産・公共事業のSPYD、エネルギーのHDV、テクノロジーのVYMと分けることができます。

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