ベンチマークにある【浮動株調整】とは?/時価総額加重平均と浮動株

いろいろとETFについて調べていくと、そのベンチマークに「浮動株調整」とか「浮動株調整後時価総額加重平均」という言葉が使われる場合があります。 ベンチマークの理解を深める意味で、「浮動株調整・時価総額加重平均」について調べてみました。

時価総額加重平均と浮動株基準

最近では「長期運用で考えればアクティブ運用よりもインデックス運用のほうが成績がよい」ということが一般化しつつあり、たくさんのインデックスファンドやETFが販売されています。

時価総額加重平均:
そして、インデックスるファンドの多くが時価総額加重平均で組込銘柄の構成比率を決めています。 時価総額といえばその企業の価値、市場で評価された価値であり「時価総額=株価X発行株式数」で計算できます。

時価総額が高い企業の影響が大きく出ますので、「企業規模が大きい、成長率が高い」といった企業の組込比率が高くなり、ファンドへの影響が大きくなります。 逆に時価総額の低い企業の影響は小さいと言えます。

浮動株基準:
株や債権は市場で取引されますが、一部は固定的に国や創業者が持ち市場に出回らないものがあります。 そして固定的で市場で売買されなくても時価総額としてカウントされるのです。

インデックス運用の場合は市場の指数に連動して機械的に売買が行われることから固定部分が大きな株や債権は 時価総額に対して流通量が少なく 価格の乱高下が発生しやすいと言われます。

このため、固定部分の除いたものをベンチマークとして調整したのが「浮動株調整」となります。 「株価×(発行済株式数ー 固定株数)」のようなイメージです。

インデックスファンドの多くが浮動株で計算する「浮動株調整」と「時価総額加重平均」を採用しています。

以上のように実際に市場で売買される株数に調整するのが浮動株調整、当然銘柄によって異なりますし、先進国や新興国でも浮動株の率は異なってきます。

米国では浮動株比率が90%以上と言われているので浮動株調整の有無で大きな差は出ませんが、新興国では株式上場していても政府など大株主となっている国営企業が多く、浮動株調整によって組込割合にかなり影響するものと言われます。

参考値:
Nyダウ30銘柄96.2%
中国では19.7%
日本では67.9%
ソニーで53.7%
トヨタ自動車92.7%

そして浮動株比率が高いということは売買しない株が多いということになりますので株価の変動も緩やかとも言われます。

もしベンチマークが同じで浮動株調整の有のETF、なしのETFが選べるのであれば、調整有りのほうがややリスクが大きくなるのかもしれません。

参考:
AGG:ブルームバーグ・バークレイズ米国総合 インデックス
BND:ブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックス

AGG・BND(過去1年)

浮動調整していないAGGの方が気持ち良い結果となっています。これはやはり売らない人が一定数含まれているための差ではないかと思います。

AGG・BNDは米国の債権ETFです。 債権ETFを検討するのであれば外せません。

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