今年7月20日に「楽天・ヴァンガード・ファンド」に新シリーズが登場しています。
楽天ヴァンガードは本家ヴァンガードのETFを投資対象とした投資信託で、楽天の取り分として0.12%の信託報酬がプラスになりますが、その他の購入や売却の手数料がかからずに、更に積み立てや再投資を簡単に実現できる要注目のファンドです。
新しいファンドの特徴
商品名は以下の通り、「全世界株式」と「投資適格債券」を3種類の割合で組み合わせるものとなっています。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
株式:債権=70:30 信託報酬 0.235%
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
株式:債権=50:50 信託報酬 0.245%
楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
株式:債権=30:70 信託報酬 0.255%
またインデックスの株式部分と債券部分は以下の通りになります。
全世界株式 : FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス
投資適格債券 :ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックス
FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス といえば VTが採用しているインデックスとして有名、大・中・小型株を含み全世界の時価総額の約98%とほぼ世界全部買いというインデックス、日本ではかなりの人気ETFです。

これら3種類のファンドは世界中の株式と債券への投資をそれ1本で可能にしており、幅広く分散投資が可能、更に3種類の株式・債権の組み合わせによってお好みのリスクが取れるようにラインナップされています。
世界中への分散投資
世界中の株式と債券への分散投資を考えているのであれば注目の投資信託です。 ただ個人的には株式部分がVTであり、VYMやVTIを見慣れているとパフォーマンスにちょっと見劣りが・・・でも今後訪れるであろう暴落のことを考えれば世界分散は悪くありません。
こう見ると株式と債券が50%つづの均等型はセゾン投信のグローバルバランスファンドによく似ていますね、グローバルバランスファンドの信託報酬が税込みで0.68% 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型) が0.245%なのでセゾン投信は条件的には不利、
知名度と信頼感があるセゾン投信に楽天が低価格でカウンターと言うところでしょうか? 他の事業を見てても・・・楽天さんは既存の市場に割り込んでいくのが上手な気がしますから、セゾン危うしというところでしょう。
で、もし私が3つのどれかを買うというのならばやはり「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」です。 長期運用で考えれば株式のほうがリターンが良いことが挙げられるのが理由です。
暴落したとしても、数年間じっと我慢れば済む・・・と考えればパフォーマンスが優先します。 あとは配当がどのくらいになるのでしょうかこれによっても順位は変わります。
いずれにしても今後どの様なパフォーマンスを見せてくれるのか注目したい投資信託の1つです。
私の投資デビューはセゾン投信です。そのためかセゾン投信ぜひ頑張って欲しいと思っています。 今となっては信託報酬が高めに分類されていまいますが日本で長期運用と分散投資を運用方針として掲げたはじめてのファンド、当時画期的だったと思います。

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