米国投資は学資保険代わりになるのか?/学資保険の必要性を考える

最近の学資保険加入率は子供を持つ家庭の57.9%だそうです。(2016年 中央調査報 調べ) 私が子供の頃は学資保険など聞いたこともなかったのですが、現在は約6割の家庭で加入していることになります。

また学資保険のリターンは返戻率が高いと言われるソニー生命でも「18年の払込期間で返戻率は104.6%、10年の払込期間では返戻率は108.0%」となっています。

普通に考えればこの10年後に108%の返戻金はかなり大きなものと言えます。計算すると年の利回りに換算して1.5%になるからです。 定期預金でも0.01%程度の利子だと考えればかなり魅力的に映ります。

このため学資保険の加入世帯が約6割にもなるのですね。

収益性について考える

しかし米国株式のリターンが6~7%であることを考えると収益性は米国株式のほうがはるかに上ということになります。 しかもネットを通して簡単に購入ができる環境にもなってきたので 学資保険ではなく米国株式への投資のほうが良いのではないかと考える人がいるのは当然だと思います。

投資信託の例
月々1万円積み立て4%複利で計算

投資期間(年) 資産額 貯金
1 12 12 万円
2 25 24
3 38 36
4 52 48
5 66 60
6 81 72
7 97 84
8 113 96
9 130 108
10 147 120 ⇒22.5%プラス

過去6~7%のリターンの実績がある米国ですが、今後の事を考え少なめに4%で計算してみました。結果は10年で22.5%のプラス、額にすると総支払額100万円として27万円のプラスです。

では学資保険10年で108%の返戻率とは計算上どのくらいの利回りに相当するのでしょうか? 最初に書きましたが約1.5%になります。

学資保険の例(返戻率108%で計算)
月々1万円積み立て1.5%複利で計算

投資期間(年) 資産額 貯金
1 12 12 万円
2 24 24
3 37 36
4 49 48
5 62 60
6 75 72
7 89 84
8 102 96
9 116 108
10 129 120 ⇒8%プラス

1.5%/年、かなり善戦していますが、収益性について考えれば米国投資にはかなわないということになります。

ただ、投資ですから元本保証ではないので運用期間によってはマイナスになる可能性かあります。 このため投資は長期運用で上げ下げのブレを平均化して資産形成を図るわけです。

長期運用を前提に考えれば保険よりは米国株投資の方収益率がよいということです。

医療保険の確保

学資保険ですから収益性だけでなく、子供たちが怪我や病気をしたときに保証されます。ただ、日本の社会保障はかなり充実しており 中学生までの怪我・病気の治療費はすべて無料という地域も珍しくありません。

また親が死亡するリスクも有ると考えれば掛け捨て保険で十分、学資保険の保証内容と同様の保証内容を掛け捨で調べれば掛け捨てで十分となるはずです。

学費の準備

長期運用をすればリターンは大きいのはわかっていますが、実際に学費としてお金が必要になったときに株価が下がっていたら元も子もありません。

ここで大切なのがお金を3種類に分ける考え方、生活費として毎月の生活費の予備分(3~4ヶ月)、近い将来使うお金、投資に回すお金。

学費は近い将来使うお金・・・と考えれば 投資に回すお金から工面するのはちょっとリスクがあります。 全く投資をしていないのならば学資保険はリスクを押さえるには良い手かもしれません。でも返戻率が100%を切れば学費の補完という意味はありませんのでご注意を。

また幼稚園から大学までかかる教育費は約2000万円とも言われます。 であれば学資保険だけで学費すべてを賄うのは現実的ではありません。

そして、これに対する対応はそのご家庭の環境によるとしか言えませんが、冷静に学資保険がほんとに必要か考える必要はあると思います。

ちなみに私は学資保険はしません。そもそも民間の保険は掛け金の総額から保険会社でかかる経費(給与など)を引いた分が分配されるので、トータルで見れば基本的に赤字になるからです。 できるだけその分を投資庭増したいと思います。

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