10年後に月10万円の配当を狙うとすると、最低でも定期積立額を増やす必要があることが判明。 そこで妻には積立貯金を積立投資に付け替えを提案したのですが、やはり数字が減る可能性があるのが嫌なようです。

確かに元本が保証されておらず、チャートを見ながら上がった、下がったという話ばかりしてたらバクチでしょ、と思われても仕方ないですよね、そこで投資と投機は違うよ、という話を妻と子供たちにもわかるよう説明しなければなりません。
今回は投資と投機は違うよ、という事を整理しました。
投資はこれから必要不可欠な知識となる
投資はギャンブルではありません。 ましてやこれからの日本は労働人口も減り、この先景気が大きく好転することはないというのに反対する人はあまりいないと思います。
この為、「インフレ対策」・「別の収入源を持つ」等々のため、自分たちや子供たちが将来お金で苦労しないため、複数の収入源を考えるための基礎知識として投資は必要不可欠となっています。
また、我が家では 投資をすることで世の中にお金が回り経済が潤うという事もあまり理解されていません。 投資の目的は最終的にリターンを得ることになるのですが、社会貢献の一環でもあることを理解してもらわなければなりません。

投資はプラスサム
投資とは何らかの生産的なことにお金を提供し、運用してもらうことで成果の一部を受け取るものです。 もう少しひらたく言うと投資家が会社にお金を出資し、そのお金を使って会社は事業を行うことで利益を得ます。投資はこの利益をキャピタルやインカムとしてリターンを得ることを目的に行います。
つまり投資によって投資対象の企業が発展し、そこから得られる利益を分けてもらうのが投資、経済活動の活発化や新しい付加価値を生み出す原動力、全体が拡大することにより それぞれの投資家も利益を得られるということなわけです。
ETFへの投資はかなりお気楽
そして投資で成功するためには投資対象について詳しく知る必要があり、そのためには「財務諸表」を読み解くことが必要なのですが、ETFではそこまでの分析は不要です。
運用方針、組込銘柄とアセットアロケーション等がわかれば投資対象になり得るか判断は可能、財務諸表の分析は個別株に手を出すときには必ず勉強しなければならないのを忘れてはなりません。 その意味ではETFへの投資は気が楽です。
投機はゼロサム
投資は資本にお金を投じるものですが、投機は機会にお金を投じるものです。 一般的には機会(チャンス)を捉えて短期的な値動きを機会(チャンス)として狙い取引をすることで利益を狙うもの、ギャンプルと言われるのは投機ということになります。
また、短期的な値動きを捉えているので、ゼロサム つまり勝つ人もいれば負ける人もいる。 一方の利益が他方の損失になることからギャンプル、マネーゲームなどとも呼ばれます。
具体的には株式ではデイトレート、スイングトレード また最近ではFXなどが人気です。
なお、誤解がないように言うと 投資が良くて投機はだめと言っているわけではありません。 ただ長期的に資産を築きたい、自分たちや子供たちが将来に渡ってお金に困らないように・・・と考えると、親がすべき、親が教えるべきものは投機ではなく投資と考えているわけです。
そして子供たちに投資やお金について教える前に、当然ですが親が投資やお金について勉強して、実践しなければ説得力もありませんからね。(;´∀`)
数字が減ることに抵抗がある人は多いのですが、銀行預金だってリスク資産なんですけどね・・・

敗者のゲームという有名な本に投資の意思決定に役立つ十戒がありました。投資を行う上でこれは忘れてはなりません。

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