日本で買われているETF何が人気なのか買付けランキングを確認してみました。 皆が買っているからこれを買えばOK、これが正解というわけではありませんが、特に初心者にとっては銘柄選択のときの安心材料になると思い紹介します。
米国ETF人気ランキング
海外ETF 買付代金のランキングが高い順に上位10銘柄を並べています。買付けが多ければその分人気と置き換えご紹介します。
順位 |
銘柄名 |
市場 |
1 | VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF |
2 | VOO | バンガード・S&P 500 ETF |
3 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF |
4 | VYM | バンガード・米国高配当株式ETF |
5 | HDV | iシェアーズ コア米国高配当株 ETF |
6 | QQQ | パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ |
7 | PFF | iシェアーズ 米国優先株式 ETF |
8 | BND | バンガード・米国トータル債券市場ETF |
9 | SPY | SPDR S&P 500 ETF |
10 | IVV | iシェアーズ S&P 500 ETF |
(楽天証券:2018年6月1日~2018年6月30日)
中身をざっと見ると10銘柄中9銘柄までが株式ETF、債権ETFはBNDの1銘柄のみとなっています。
BND、AGGは債権ETFとしては圧倒的な人気、BNDとAGGはベンチマークが同じなので基本どちらを選んでも変わりないです。

米国FRBが利上げしており、債券価格が下がったことから買いやすくなったのかもしれません。ただ年内中に更に利上げが予定されているので、そのときにもBND・AGGは下がるものと思います。 このため購入はもう少し様子を見たほうが良いかもしれませんね。
VTは世界中への分散投資
積立とインデックス運用で長期的にリターンを狙うのであれば、投資先は成長市場でなければなりません。
その意味では間違いないのが世界中への分散投資か米国への分散投資、世界規模で見れば人口も増加しているので経済成長が見込めます。
日本人にとって世界中への分散投資するVTはかなりの人気、米国での人気はイマイチのようです。
VOO、IVV、SPYはS&P500ETF
S&P500ETFに連動するETFはVOO、IVV、SPYの3つがあり、同じベンチマークのためパフォーマンスは同じです。 ただ経費率についてはSPYがやや高く設定されています。
大型株500社で構成され、アメリカ市場の約80%を取得、高配当よりも高成長銘柄が多く組み込まれています。
VTIは米国全体を買うETF
大・中・小型株式、約4,000銘柄から構成され米国株式時価総額のほぼすべてをカバーしています。

VYM・HDVともに高配当ETF
VYM・HDVともに高配当ETFですが中身はかなり違います。 HDVの組込銘柄は米国の高配当銘柄 約80、VYMが約400なのでVYMの方が分散が進んでいますがその分配当はHDVよりは低め、大きな違いはエネルギー関連の有無です。

QQQはNASDAQナスダック 100に連動するETF
QQQは成長著しいIT系銘柄が6割を超えるETFでかなりの高パフォーマンスを発揮しています。

PFFは金融系ETFで高配当
金融系を中心に295銘柄が組み込まれています。このためチャートの動きは少し特徴的です。

人気上位10銘柄を見ると、すでに持っているETF・検討したことがあるETFばかりです。
これらを一言でくくると この様になります。
・バランスよくキャピタルをねらうのであればVT、VTI、VOOなど
・高配当とキャピタルを同時に狙うのであればVYM・HDV
・高成長のIT系であればQQQ
・高配当はPFF
・債権はBND
各ETFについては個別の記事など是非参考にしてみてください。
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