米国ETFに投資を初めて半年ちょっと、色々なETFや投資について勉強しながら積立を進めていますが、最近になって実感したことがあります。
なんとなくポートフォリオとリバランスは意識していたのですが、その前提となるアセットアロケーションや投資の戦略についてはかなりボンヤリしていたことを実感しています。
例えば米国債券はなんとなく株価暴落時に現金化して暴落した株を買い増そう、CASHで持つよりも分配金が出るので、機会損失をある程度抑える事ができると思い債券ETFのAGGを組み入れたのですが、
・・・であればAGGじゃなくても良かったんじゃないか?
なんでAGGだったのか? それは米国債券というアセットアロケーションの中で、単純に人気が高そうだったから・・・というだけで戦略をもって組み入れたわけでなありませんでした。
そもそもアセットアロケーションとは?
自分が持っている資産をどのように分配するかを決めることです。 日本語で言えば「資産分配比率」 ポートフォリオが各銘柄なのに対してアセットアロケーションは クラスごとに分けます。
株式・債券・現金・不動産等々・・・ という感じです。
ポートフォリオの上位概念がアセットアロケーション、このアセットアロケーションによって投資家へのリターンが大きく左右されると言います。
今までの私の発想は 「なんとなく債券ETFがポートフォリオにほしい⇒評判がいいAGGにしよう」 という感じなので ちょっと幼稚だよね ちゃんと考えて調べればもっといいものあるはずだよね・・・という事に気がついたわけです。
CASHの割り当についても
アセットアロケーションやポートフォリオについてCASHの割合が大切と言われますが、生活費をCASHとしてカウントしてはいけないことは言うまでもありません。
また給料など安定したインカムがありそこから積立をしているのであればアセットアロケーション上のCASHは不要と考えることもできます。
積極的に株価暴落時に暴落した株を買い増すことを考えるのであればCASHポジションは必要ですが、その時も米国の外貨MMFという手があります。 現在約1.5%の利回りですからお金の置き場所としてはよいと思います。
投資した資金はいつ回収するのか?
近い将来、株を売却して使う予定があるのであればリスクを下げるために債券の割合を上げざるを得ないと思われます。 売却したいときに株価が下がっていたら損ですからね。
でも当面使う予定がないのであれば債券の割合は低くても問題ないはずです。 もし狙いは配当金であり、資産そのものを取り崩す事を考えていないのであればリスクを大きく取ることができます。
この場合、リスクとリターンを最大にしても問題ないので債券は不要という判断もできます。
というようなことを考えていけば自ずと戦略が決まり、アセットアロケーションとそれに必要なポートフォリオが組めるはずです。
しかし今はなんとなく本に書いてあるアセットアロケーションをベースに、そのアセットアロケーションの中で人気のETFを選ぶということをしているので戦略以前の話だと反省中、改めて運用方針を考えてみたいと思います。
ちなみに私の場合はあくまでも年金では足りない生活費を配当で補う考え、取り崩して何かに使う予定はありません。 あくまでも金融資産はお金を生み出してくれるシステムであって暴落しようが何しようが、基本高配当であることが重要という考えです。
と考えると私の場合は債券ETFのAGGを止めて高配当株式のVYMやHIDに乗り換えたほうがいいのかもしれませんね。
米国の高配当ETF VYMとHIDについて調べてみました。 どちらを選ぶのかのポイントはエネルギー関連です。

米国債券ETFで人気なAGGとBNDです。 組み込み銘柄の6割以上が米国政府の債券、格付けA以上では8割を超える超安定債券です。

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