THEOに組み込まれているVOEとVOT、米国中型バリュー株へ投資するVOEと米国中型グロース株へ投資するVOTについて別の記事で調べてみましたが、グロース株、バリュー株という言葉いままであまり気にしてきませんでした。
投資のメインがVTIやVYMなのでとにかく米国全体を買うETFがメイン、と言うことでバリュー投資とかグロース投資を意識してこなかったのです。
しかし最低限の知識として、サテライト的に組込むかもしれないバリューやグロースについて調べてみました。
そもそもバリューとグロースとは
グロース株は既に価格が高く、しかしさらに成長が見込まれると期待して購入することになります。 割高だけどその企業が成長すれば株価は更に上がるので企業の成長を買うと言われます。
一方でバリュー株は経営状況は純資産などから判断し適正な価格よりも低く見積もられている企業の株価が適正な値に戻ることに期待して購入するわけです。
バリュー株:
業績や保有資産からその企業の適正価格よりも時価が低い株式、割安な株グロース株:
すでに市場で評価されて価格が高くなっているが、更に成長が期待できる株
あまり注目されていないものの、業績が安定して確実にリターンを返してくれるバリュー株、今後大きく成長しそうだが場合によっては大きく下げる可能性もあるグロース株というところでしょうか。
バリューとグロースのパフォーマンス
長期運用において、一般的に成績が良いのはバリュー株と言われています。 しかし、米国中型株全体に投資するVO、米国中型株のバリュー株のVOE、米国中型株グロース株のVOT 過去10年のチャートを見ると結果は逆になっていますね。
VOTには既に割高と考えられるテクノロジー系が多く組み込まれているので、その成長がかなり大きくグロースが優生、中型株ではありませんがアマゾンやGoogleなどを見ても分かる通りグロース株全体が絶好調のためこのような結果になっているものと思います。
・・・でもこれって行き過ぎるとバブル?!
ちょっと怖いけど現在かなりパフォーマンスが良いのでサテライト的にグロースも検討したいですね。
バリュー、グロース結局どっちにする?
また考えなければならないのが、バリュー株が下がればグロース株が上がり、逆にブロース株が下がればバリュー株が上がり、その間に市場平均があるということ。
つまり株や債券のように逆の相関関係がありそうです。 ただ長期運用で見れば債権よりも株のほうがリターンが大きいことがわかっていますが、 バリュー、グロースでは長い目で見たときに結局どっちがいいのでしょうか?
セオリーではバリューが有利と言われていますが、過去10年を見る限りグロースのほうがパフォーマンスが良く、テクノロジー系の企業の発展はまだまだ続きそうな状態です。
となると、この先どちらが良いのか当てられる人はいないのですから「バリューVSグロース」 ではなく 「バリュー+グロース」 戦略が正解なのではないでしょうか?
これって市場平均を狙うインデックスになってしまいますが、過去の実績から市場平均を狙うインデックスが結局リターンが一番大きいことがわかっていますので、基本的にはこれで正解だと思います。
今はグロース有利ですが、そのうち逆転する可能性も有るわけで、バランスよく持つことがリスクを減らしながら資産を増やすコツという結論、
すると、米国全体に投資するVTIなどはバリュー・グロースともに組込んでいるので投資初心者はバリュー・グロースなど考えずに VTIやVYMなど米国全体に投資するETFはおすすめという事になりそうです。
米国全体を買うVTIは特に投資初心者にとって間違いない選択だと思います。

米国高配当ETFのVYMです。 高配当を考えているのであればおすすめ。

VTは全世界に分散投資するETFです。世界中への分散ということで日本でかなりの人気ETFです。

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