VOEは「バンガード・米国ミッドキャップ・バリューETF 」 米国中型の割安株に投資を行うETFです。 約200の銘柄の中型株を組み込んでおり、経費率は0.07%と安く設定されています。 パフォーマンスもかなり良いので中型割安株を狙っているならば要検討です。
CRSP USミッドキャップ・バリュー・インデックス
ベンチマークはCRSP USミッドキャップ・バリュー・インデックス、米国株式市場における中型株 全体のパフォーマンスに連動します。 では組み込み銘柄を確認してみましょう。
組込上位10銘柄
Western Digital Corp. | 1.30% |
M&T Bank Corp. | 1.2 |
Freeport-McMoRan Inc. | 1.2 |
ONEOK Inc. | 1.1 |
Regions Financial Corp. | 1 |
Dr Pepper Snapple Group Inc. | 1 |
KeyCorp | 1 |
Newmont Mining Corp. | 1 |
Citizens Financial Group Inc. | 1 |
Royal Caribbean Cruises Ltd. | 1 |
セクター別の構成比率
金融 | 26.10% |
消費財 | 15.2 |
資本財 | 11.3 |
消費者サービス | 10.7 |
テクノロジー | 9.3 |
公益 | 8.8 |
石油・ガス | 7.3 |
素材 | 6.3 |
ヘルスケア | 4.2 |
通信サービス | 0.8 |
やはり一般的な個人投資家にとっては聞いた事のない企業が多いですね。 でもバリュー株なので経営状況は極めて良好なのでしょう。
また、セクタを見ると金融や消費財が多く、テクノロジーなど今後成長が期待できる銘柄が少ないのも特徴です。
最もテクノロジー系は人気なのでバリュー株はほとんどないのかもしれません。
VOEのパフォーマンス
VOEのパフォーマンスは比較的良好ですが、米国中型株全体へ投資するVOのほうがパフォーマンスが良いことがわかります。 参考に米国全体へ投資するVTIも比べてみました。
VOE・VO・VTIチャート
ただ、トータルリターンを見るとVOEのほうがパフォーマンスがよいことが見て取れます。
VOE・VO・VTIトータルリターン(過去10年)
過去10年のトータルリターンはVOEで195%、VTIで176%、VOで175%となっています。
直近の配当利回りが1.88% VTIが1.69% ややVOEが配当が多いことがトータルリターンの差になっているのかもしれません。
ただ高配当のVYMなどと比べればかなり低い水準なので、長期運用によるキャピタル狙いというETFだと思います。
ただ、今後成長が期待できるテクノロジー系の組込割合が低いので、米国中型の割安株を考えている人がサテライト的に利用するETFということになりそうです。
ロボアドTHEOのポートフォリオです。 WealthNaviとはかなり性格が異なっています。

ロボアドTHEOが組み込んだ台湾株式ETFです。

日本を除くアジア太平洋地域の先進国ETFです。

THEOには日本を加えたアジア太平洋地域の先進国ETFも組み込まれています。

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